三迫川

三迫川（さんはさまがわ）

宮城県栗原市を流れる三迫川は、北上川水系に属する迫川の支流です。その源流は、栗駒山の頂上直下にある「新潟沢」に遡ります。

地理

源流から流れ出した水は、「駒の湯温泉」付近で「裏沢」と名を変え、さらに複数の沢と合流しながら、行者の滝などの渓谷を形成します。この渓谷を抜けたあたりから「三迫川」と名を変え、栗駒ダムのダム湖へと流れ込みます。ダムによって流量が調整された川は、かつて氾濫原であった場所を緩やかに蛇行し、最終的に迫川へと合流します。

流域の自治体

三迫川の流域は、宮城県栗原市に位置しています。

沼ヶ森水源の森

栗駒山の山域は栗駒国定公園に指定されており、特に「世界谷地原生花園」を中心とした地域は「沼ヶ森水源の森」として、水源の森百選に選ばれています。この地域では、栗駒ダム上流の水源涵養を目的として、長年にわたり秋田杉などの植林や複層林の造成が行われてきました。

中腹に広がる「世界谷地原生花園」は湿原となっており、ミズバショウやニッコウキスゲなどの高山植物、そして秋には草紅葉など、四季折々の美しい風景が楽しめます。所在地は、宮城県栗原郡栗駒町沼倉東沼ヶ森です（データは1995年（平成7年）7月時点）。

流域の道路

（詳細な情報は提供されていません）

主な支流

三迫川には、以下の支流が流れ込んでいます。

鳥沢川
綱木川
山田川
木鉢川

栗駒ダム

三迫川には、治水と利水を目的とした栗駒ダムが建設されています。

脚注

（提供された情報には脚注は含まれていません）

関連項目

* 日本の川一覧

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