三遊亭五九楽

三遊亭五九楽（さんゆうてい ごくらく）は、1961年7月20日生まれ、埼玉県越谷市出身の落語家です。五代目円楽一門会に所属し、本名は藤原 亮。出囃子は『清正の虎退治』です。

来歴

五九楽の父は警察官（警視庁警視）でした。春日部市立谷原中学校時代には落語研究部に所属し、早くから落語に親しんでいました。1979年3月に埼玉県立越ヶ谷高等学校を卒業後、1981年10月に五代目三遊亭圓楽に入門。入門後は、兄弟子である三遊亭楽太郎（後の六代目三遊亭円楽）の付き人となり、楽太郎一門の教育係として総領弟子のポジションを担っていました。前座名は『ちょび安』。

1984年10月に二ツ目に昇進。この際、昭和59年（西暦1984年）に昇進したことにちなんで「五九楽」に改名しました。1992年3月には真打に昇進し、現在に至ります。

芸歴

1981年10月：五代目三遊亭圓楽に入門、前座名「ちょび安」
1984年10月：二ツ目昇進、「五九楽」に改名
1992年3月：真打昇進

人物

入門にあたっては、警察官である父親から猛反対を受けました。圓楽の思想や過去の逮捕歴などを調べ上げ、最終的には入門を許可したというエピソードがあります。紙切りで有名な二代目林家正楽の長男である三代目桂小南は、春日部市立武里小学校時代の同級生でした。

スリムな体型で顔が小さいことが特徴です。グリーンチャンネルで共演していた女性キャスターが大きく見えないように、後ろに下がって映っていたという逸話も残っています。自身の体型については「相変わらずの虚弱体質ですが～」という枕で触れることが多いですが、本人は至って健康であるとのことです。

2007年には、中央競馬中継WEST内で、G1不的中記念として五九楽の手ぬぐい（岡部玲子のサイン入り）プレゼント企画が行われました。しかし、この企画に対して岡部玲子が難色を示したものの、最終的にはサインをしてプレゼントが実現しました。この一件に対し、競馬ジャーナリストの芦谷有香（当時日曜午後WEST担当）が激怒したというエピソードもあります。

受賞歴

1988年・1989年：にっかん飛切落語会努力賞
1994年7月：国立演芸場花形演芸会銀賞（『船徳』）

メディア出演

グリーンチャンネル 中央競馬中継EAST MC（土曜日午後、- 2011年6月）
グリーンチャンネル 中央競馬全レース中継（土曜日午後、2011年7月 - 2012年12月）
グリーンチャンネル 明日のレース分析→トラックマンTV司会（2010年から）
グリーンチャンネル クラシックパークMC
グリーンチャンネル 日本列島ダービーの旅（2017年7月7日 - ）
東京競馬場・中山競馬場内FM放送 Turf Sound Station キャスター

著書

（株）中央競馬ピーアール・センター刊行『優駿』コラム（不定期）

CM

明治乳業『シャブリ』（アイスクリーム）
日本香堂『青雲』

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