三遊亭左遊

二代目 三遊亭左遊（さんゆうてい さゆう）

二代目三遊亭左遊は、1953年9月28日に神奈川県横浜市で生まれ、2022年11月15日に心不全のため69歳で亡くなった落語家です。本名は佐藤喜八郎。出囃子は『三番叟』。

生い立ちと入門

1969年4月、三代目三遊亭遊三に入門し、前座名「遊ぼう」を名乗りました。当時15歳という若さで落語の世界に足を踏み入れたことになります。

二ツ目昇進と改名

1973年9月には、桂南治と共に二ツ目に昇進し、「松遊三」と改名しました。この頃から、徐々にその才能を開花させていったと言えるでしょう。

真打昇進と二代目左遊襲名

1984年4月、四代目三遊亭圓左、三代目三遊亭小圓右、三遊亭左圓馬、桂南治と共に真打に昇進し、「二代目三遊亭左遊」を襲名しました。この襲名は、彼にとって大きな転機となり、落語家としての地位を確立する上で重要な出来事でした。

人物像と芸風

身長180cmという恵まれた体格で、舞台での存在感は抜群でした。ネタは『黄金の大黒』などの長屋物を得意とし、その温厚な人柄と相まって、多くの観客を魅了しました。

引退と晩年

2017年2月5日に浅草演芸ホールで『薮医者』を口演したのが最後の高座となりました。持病の悪化により高座復帰が困難となり、引退を申し出ました。以降は落語芸術協会における香盤が「会友」扱いとなりました。

2022年11月15日、心不全のため横浜市内の自宅で永眠。その訃報は、同年12月5日に落語芸術協会より公表されました。

その他

二代目三遊亭左遊は、その温厚な人柄と確かな実力で、多くの人に愛された落語家でした。彼の残した功績は、今後も語り継がれていくことでしょう。


落語芸術協会には、彼の名前が掲載されており、その足跡を辿ることができます。

初代三遊亭左遊について

初代三遊亭左遊は、二代目三遊亭圓遊の門下でした。

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