三遊亭遊七

三遊亭 遊七（さんゆうてい ゆうしち）

三遊亭遊七（1980年1月7日生まれ）は、落語芸術協会に所属する女流落語家で、本名は伊瀬尚子です。精力的に活動しており、落語の伝統を守りつつ、現代的なアプローチで観客を魅了しています。

来歴と教育

彼女は早稲田大学を卒業しており、学問と芸を両立してきた背景があります。2015年12月に三遊亭遊之介に入門し、その後のキャリアがスタートしました。歴史ある落語の世界で、彼女は新たな風を吹き込む存在となっています。

高座デビュー

2016年4月には上席から楽屋入りし、同年5月には新宿末広亭での初高座を迎えました。演目は「寿限無」で、自身のキャリアのスタートを切ります。このデビューから彼女は多くの舞台で観客を楽しませています。

二ツ目昇進とユニット活動

2020年5月には二ツ目に昇進し、同時に神田桜子とも昇進。昇進を機に、彼女は女流落語家ユニット「落語ガールズ」にも参加しました。このユニットでは他の女流落語家たちと共に、さまざまなパフォーマンスを行っています。

多才なパフォーマンス

同年の9月には、三遊亭遊七、神田桜子、桂小すみの3人で「Comme Seau-コムソウ-」というユニットを結成しました。このユニットでは、虚無僧の衣装を着用し、余興として歌や演奏を交えたパフォーマンスを展開しています。ユニット名は、余興で使用する装飾バケツに由来しています。

彼女たちは仙台花座などの舞台で積極的に活動し、観客に新しい形の落語を提供しています。また、船上でのガイドや歴史散策ガイドなど、幅広いスキルを活かして地域を盛り上げる活動にも取り組んでいます。

ユニット「撃鱗」の結成

さらに、三遊亭吉馬、春風亭昇輔とのユニット「撃鱗」を結成し、さまざまな共同プロジェクトにも参加しています。これにより、彼女の表現力やプロの落語家としての技術がさらに磨かれています。

結語

三遊亭遊七は、伝統的な落語の枠を越え、多様なパフォーマンスを展開する若手女流落語家の一人です。彼女の活動は、落語界に新たな息吹をもたらしており、今後の活躍にも期待が寄せられています。

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