三重県立津西高等学校

三重県立津西高等学校

三重県立津西高等学校は、三重県津市に所在する県立高等学校です。通称は「西高（にしこう）」または「津西（つにし）」と呼ばれ、地域に根ざした進学校として知られています。

概要

津西高校は、中部学区中勢地域において、進学実績の高い学校として知られています。かつて学校群制度が採用されていた時代を経て、現在は地元の国公立大学、特に三重大学への進学者が多数を占める傾向にあります。自由な校風が特徴で、開校以来制服が制定されていません。

教育方針

津西高校では、以下の3つを教育方針として掲げています。

個性豊かな人格の形成
生徒個々の能力の伸長
健全な心身の育成

これらの教育方針のもと、生徒たちは自主性を重んじられ、自らの可能性を最大限に伸ばせるよう指導を受けています。

歴史

1974年：学校群制度開始に伴い、三重県立津高等学校との第2群を編成し創立。
1995年：三重県立津高等学校との学校群制度廃止。普通科に「語学・人文」「自然科学」の2コースを設置。
2000年：「語学・人文」「自然科学」の2コースを統合し、「国際科学科」を設置。
2007年：スーパーサイエンスハイスクール（SSH）に指定（指定期間は5年間）。

学科

国際科学科：定員80名。前期選抜が実施されており、定員の約半数が前期選抜で選ばれます。高度な理数系教育と国際的な視野を養う教育プログラムが特徴です。
普通科：定員240名。全て後期選抜で選抜されます。幅広い教養を身につけ、多様な進路に対応できる学力を育成します。

交通アクセス

近鉄およびJR津駅西口よりバスで約10分、徒歩約40分。
学校が郊外部の丘の上に位置するため、三重交通による通学バスが運行されています。

部活動

津西高校は部活動も盛んで、運動部・文化部ともに活発な活動を展開しています。

運動部：男子ソフトボール部は、インターハイや全国大会の常連で、数々の輝かしい実績を残しています。近年では、剣道部も力をつけており、女子が全国大会に出場しています。また、県内では珍しい女子サッカー部も活動しています。
文化部：吹奏楽部は、朝日コンクールなどの各種コンクールで金賞を受賞する強豪校です。その他、映画・アニメ研究部、放送部、演劇部など、多彩な文化部があります。

運動部一覧

剣道部(男女)
硬式野球部（男）
テニス部(男女)
ソフトテニス部(男女)
サッカー部(男女)
ソフトボール部（男）
卓球部（男女）
バスケットボール部(男女)
バドミントン部(男女)
バレーボール部(男女)
ハンドボール部（男女）
ラグビー部（男）
陸上競技部（男女）
ダンス部

文化部一覧

映画・アニメ研究部
放送部
演劇部
吹奏楽部
園芸部
新聞部
オリジナルソング部
華道部
茶道部
コンピューター部
写真部
クッキング部
ESS
書道部
生物部
地歴部
天文部
美術部
文芸部
邦楽部

学校行事

津西高校では、生徒たちが主体的に参加できる様々な学校行事が開催されています。

入学式（4月）
遠足（4月）
体育祭（6月）
スポーツ大会（7・3月）
学習合宿（1年生・8月）
大学見学（1年生・9月）
津西1日総合大学（2年生・9月）
西高祭（9月）
修学旅行（2年生・9月）
百人一首大会（図書館・1月）
卒業式（3月）

これらの行事を通して、生徒たちは協調性やリーダーシップを育み、学校生活をより豊かなものにしています。

主な出身者

津西高校は、各界で活躍する多くの人材を輩出しています。

阿部成寿 - 朝日放送アナウンサー
水分貴雅 - CBCテレビアナウンサー
瀧裕司 - 三重エフエム放送アナウンサー
山崎雄樹 - 熊本放送アナウンサー→フリーアナウンサー
日々野真理 - フリーアナウンサー
安田拓人 - 京都大学大学院法学研究科教授
藤神敬也 - 歌手、作曲家、編曲家
益川浩一 - 岐阜大学准教授（教育学者）
中村麻美 - 日本画家
いとうあこ - グラビアアイドル
やない由紀 - タレント
太田達也 - 慶應義塾大学法学部教授
嶋本薫 - 早稲田大学理工学術院教授
ピロリ前田 - お笑い芸人
あつ - シンガーソングライター
森寛弘 - 実業家
森川善樹 - 労働・厚生労働官僚

関連項目

三重県高等学校一覧
日本の英語科設置高等学校一覧
津西 (曖昧さ回避)

外部リンク

* 三重県立津西高等学校

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