三関村

三関村（みつせきむら）は、かつて秋田県雄勝郡に存在した村です。現在の湯沢市の中央部、雄物川の右岸に位置し、奥羽本線の三関駅周辺がその領域にあたります。

地理

三関村は、東鳥海山、雄長子内島、三本槍山といった山々に囲まれた自然豊かな場所でした。雄物川が村の中央を流れ、地域住民の生活を支えていました。

歴史

1889年（明治22年）4月1日の町村制施行により、関口村、上関村、下関村の3つの村が合併し、三関村が誕生しました。

しかし、1954年（昭和29年）3月31日、湯沢町、岩崎町、弁天村、幡野村、山田村と合併し、新たに湯沢市が発足。これに伴い、三関村は廃止されました。

交通

鉄道路線

日本国有鉄道
奥羽本線
三関駅

当時は未開業でしたが、現在は旧村域に上湯沢駅が存在します。

道路

国道13号

現在は旧村域に湯沢横手道路の三関インターチェンジが所在しますが、当時は未開通でした。

現在

三関村は消滅しましたが、その地名は駅名やインターチェンジ名として今も残っています。豊かな自然と歴史を持つこの地は、湯沢市の一部として新たな発展を続けています。

参考文献

角川日本地名大辞典 5 秋田県

関連項目

秋田県の廃止市町村一覧

もう一度検索