上山市議会

上山市議会の概要

上山市議会は、山形県上山市に位置する地方議会で、地域の政策形成や市政の運営において欠かせない役割を果たしています。議会の定数は15名で、議員の任期は通常4年ですが、議会が解散された場合は任期が早期に終了することがあります。最終的な決定は、本会議において行われ、市全体を一つの選挙区とする大選挙区制が採用されています。

所在地と構成

上山市議会の所在地は、山形県上山市河崎一丁目1番10号、上山市役所の2階にあります。議長には2025年5月まで川崎朋巳氏が、副議長には同じく棚井裕一氏が就任しています。

議会の主要な業務

議員は、市政に関連する様々な業務を担います。これには、審議・議決のほかに、一般質問や政策提言、議案の発議、同意や市政のチェック、請願や陳情の審査、意見書の提出といった活動が含まれます。また、住民との対話を通じて意見の聴取も行い、行政行事への出席や行政視察を行います。

本会議と定例会

上山市議会は、定期的に本会議を開催しています。本会議では、議員全員が参加し、議案の可否や意思表明に関する質問を行う重要な場です。会議は議場で行われ、傍聴が可能であり、さらにインターネットを通じて生中継や録画配信も行われています。定例会は、毎年3月、6月、9月、12月に開催されており、臨時会は必要に応じて随時開かれます。

委員会の構成

議会運営や政策審査を円滑に行うため、いくつかの委員会が設置されています。議会運営委員会は、議長の諮問機関として会期日程や質疑時間の調整を行い、常任委員会では本会議で付託された議案や請願の審査を担当します。また、特別委員会は特定の問題に焦点を当てるために設置されることがあります。予算や決算の特別委員会も設けられています。

協議および研修の場

上山市議会では、協議の場として全員協議会や会派代表者会が開催されています。これらの会合では、市の重要な施策の説明を受けたり、意見を統一するための話し合いが行われます。また、議員研修会は、全議員が特定の課題に取り組み、執行部からの説明を受ける場として機能しています。加えて、市議会だよりの編集を行うための編集委員会も設置されています。

住民との対話と報告活動

上山市議会では、地域の市民と対話を深めるために市議会報告会を開催し、各地で市民との意見交換を行っています。このような活動を通じて、透明性を持つ市政の運営を心掛けています。

議員の活動と報酬

上山市議会では、議員が志を同じくする者同士でグループ（会派）を形成し、活動しています。議員報酬には、年2回の期末手当が含まれており、政務活動費の残金は市に返還する義務があります。なお、議員年金は2011年に廃止されました。

定数の変遷と歴代議長

市議会の定数は、1954年に106人からスタートし、歴史的な選挙を経て2007年には現在の15人にまで減少しました。これまでに多くの議長や副議長がこの議会から輩出されています。特に、サンデー議会と呼ばれる取り組みなど、地域のニーズに応じた活動も行われています。これにより、上山市議会は地域に密着した、住民に寄り添った活動を続けているのです。

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