上林繁次郎

上林 繁次郎の生涯

上林 繁次郎（かんばやし しげじろう、1917年1月13日 - 2002年2月8日）は、日本のプロ野球選手として知られ、その後政治界でも活躍した人物です。彼の人生は、スポーツと政治の両方において多くの足跡を残しました。

学生時代とプロ野球入り

上林は東京都で生まれ育ち、日大三中を経て明治大学に進学しました。大学卒業後、満洲電電に入社し、その後プロ野球の道を選びました。1947年に中部日本ドラゴンズに入団し、その後1949年には東急フライヤーズに移籍しました。その年は93試合に出場し、翌年も73試合に出場。彼はバッティングにおいて良好な成績を残しました。

プレー中に、彼は同僚の白木義一郎から創価学会に誘われ、信者となりました。これにより、彼のスポーツキャリアは新たな方向へと進むことになりました。

引退後の政治活動

上林は1952年に毎日オリオンズに移籍し、1953年には現役を引退します。引退後、1954年から2年間高橋ユニオンズでコーチを務め、その後創価学会を支持する立場で政治活動に進出しました。1955年には船橋市市議会議員選挙に立候補し、見事当選を果たしました。その後も、創価学会の信者である仲間たちと共に選挙運動を行い、一時はユニオンズを退団するなど波乱の経歴を歩みました。

彼は公明政治連盟を経て政界に進出し、船橋市市議会議員、千葉県議会議員を歴任。その後1967年の衆議院選挙と1968年の参議院選挙にも出馬し、見事初当選を果たしました。1974年には再選され、1980年までの間、実に12年間にわたって参議院議員としての活動を行いました。

勲章受章と最晩年

上林は1987年に春の叙勲で勲二等瑞宝章を受章し、その政治活動が評価されました。彼の政治的信念は、スポーツキャリアからの積み上げられた経験によって支えられていました。

2002年、上林繁次郎は肺炎のために85歳でその生涯を閉じました。彼の多才な経歴は、日本のスポーツ界のみならず政治界にも大きな影響を与え続けました。彼の成功と影響は、今もなお多くの人々に記憶されています。

結論

上林繁次郎は、その選手生活から政治家としての道を切り拓く過程で、多くの教訓や貴重な経験を得ました。彼の人生は、夢を追い求める姿勢や信念を持ち続けることの大切さを教えてくれます。

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