上津役

上津役（こうじゃく）

概要

上津役（こうじゃく）は、福岡県北九州市八幡西区に位置する地域名です。この地名は難読として知られています。

地理

上津役は八幡西区の南部に位置し、引野、永犬丸、香月といった地域に囲まれた比較的広い範囲を指します。広義には、かつて上津役村の北部であった穴生、相生町、竹末、引野を含む「洞南4地区」を含めることもあります。現在でも、自治会組織の総括名として使われることがありますが、狭義には上上津役、町上津役、下上津役とその周辺地域を指し、洞南4地区は含まないことが一般的です。また、下上津役の一部（塔野、中尾）は、永犬丸の一部である三ヶ森地区などと合わせて「沖田地区」と区分されることもあります。

上津役は、福智山につながる帆柱山系の西に位置し、坂が多い丘陵地帯です。国道200号線と国道211号線沿いに市街地が形成されていますが、その他は閑静な住宅街が広がっています。割子川と金山川の上流部に位置し、香月地域とは遠賀川水系の分水嶺で隔てられています。

歴史

沿革

1889年（明治22年）4月1日：町村制施行により、上上津役村、下上津役村、小嶺村、穴生村、引野村、市瀬村の6村が合併し、遠賀郡上津役村が発足しました。
1937年（昭和12年）5月5日：上津役村が八幡市に編入され、八幡市大字上上津役、八幡市大字下上津役、八幡市大字小嶺、八幡市大字穴生、八幡市大字引野、八幡市大字市瀬となりました。
1963年（昭和38年）2月1日：八幡市、戸畑市、小倉市、若松市、門司市の5市が合併し、北九州市が発足。八幡市は北九州市八幡区となりました。
1974年（昭和49年）2月1日：八幡区が八幡西区と八幡東区に分割されました。

交通

地域内には鉄道は通っていません。そのため、住民は国道211号を経由する西鉄バス北九州の路線を利用して黒崎や直方方面へ移動することが多いです。また、下上津役（塔野）地区の住民は、比較的近い筑豊電気鉄道三ヶ森駅を利用することもあります。

教育施設

北九州市立上津役小学校
北九州市立大原小学校
北九州市立八児小学校
北九州市立塔野小学校
北九州市立中尾小学校
北九州市立上津役中学校
北九州市立八児中学校
北九州市立沖田中学校（永犬丸地域との境界付近に位置し、永犬丸の一部も校区に含む）
北九州市立八幡西特別支援学校

公共施設

八幡西区役所上津役出張所
日本郵政八幡大原郵便局
八幡西消防署上津役出張所
北九州市立上津役市民センター
北九州市立八児市民センター
北九州市立塔野市民センター
上津役公園
* 中の原東公園

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