上野警察署

上野警察署の概要

上野警察署（うえのけいさつしょ）は、東京都台東区に位置し、警視庁が管轄する重要な警察署の一つです。第六方面本部に所属しており、その規模は大きく、署長は警視正が任されています。この警察署は台東区の西南部を担当しており、地域の安全と治安維持に貢献しています。

所在地とアクセス

上野警察署の所在地は、東京都台東区東上野四丁目2番4号です。交通の便に恵まれており、最寄りの駅として東日本旅客鉄道（JR）や京成電鉄、東京地下鉄の上野駅および京成上野駅が利用できます。これにより、地域住民や観光客が警察署を訪れることが容易となっています。

管轄区域

上野警察署が管轄する区域は、台東区の内で、具体的には以下の地域を含んでいます。

• - 東上野一丁目から五丁目（東上野六丁目は蔵前警察署の管轄）
• - 台東一丁目から四丁目
• - 秋葉原
• - 上野一丁目から六丁目、七丁目（13番及び15番の一部を除く）
• - 上野公園
• - 池之端一丁目（3番を除く）、二丁目、三丁目（4番の一部及び5番を除く）
• - 上野桜木一丁目の一部（14番の一部及び16番）

これらの地域は、地域住民の生活や観光客の訪問スポットでもあり、警察署の活動が特に重要です。

署の沿革

上野警察署は、1875年（明治8年）12月2日に第五方面第二警察署として設立されました。その後、1910年（明治43年）12月に上野警察署に改名され、現在に至ります。最近の歴史として、2021年（令和3年）3月19日に上野駅交番が移転し、上野駅前交番に改称されています。

組織構成

署内には以下の課が設置され、様々な業務が行われています。

• - 警務課
• - 会計課
• - 交通課
• - 警備課
• - 地域課
• - 刑事課
• - 生活安全課
• - 組織犯罪対策課

また、管轄内にはいくつかの交番が設置されており、池之端交番、稲荷町交番、上野駅前交番などが地域の安全を守るために機能しています。駐在所や地域安全センターは存在しませんが、署員が積極的に地域に出向いています。

主な事件

上野警察署は、未解決の事件もいくつか抱えています。特に上野公園ボート池で発生した男性殺人事件や、東上野二丁目のマンション内での殺人事件は、大きな注目を集めています。後者の事件では、被疑者が依然として逃亡中で、全国に指名手配されている状況です。

関連事項

この署は歴史的にも重要な出来事を経験しています。日比谷焼討事件では庁舎が焼失する被害を受け、関東大震災によっても庁舎が損壊しました。また、交通信号機に関するエピソードもあり、署の第34代署長が日本初の交通信号機を上野広小路交差点に設置したことでも知られています。

上野警察署は、地域の安全を守るために日々活動を行っており、地域住民との協力を重視しています。

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