上野透

上野 透（うえの とおる）氏は、1981年3月29日に富山県黒部市宇奈月町（旧下新川郡宇奈月町）で誕生した北日本放送（KNB）所属のアナウンサーです。血液型はA型。

北日本放送に入社後、主に報道や情報番組、スポーツ中継など、幅広い分野で活躍しています。彼のキャリアにおいて特に重要な位置を占めるのが、KNBの看板番組である「いっちゃん☆KNB」です。2007年10月1日から2009年3月27日、そして2011年4月4日から2019年3月29日までの期間は、同番組の前半部にて全曜日の司会を担当しました。その後も2019年4月1日から2021年3月24日まで月曜日から水曜日の司会を務め、長きにわたり番組の顔の一人として視聴者に親しまれてきました。現在は同番組に出演するとともに、「ちょこミラ」ではナレーターを務めるなど、引き続きKNBのテレビ番組で中心的な役割を担っています。

「いっちゃん☆KNB」以前や並行して、多くのテレビ番組に携わっています。「ラブぽけ」や「パブぽけ」、「いち☆スタ」といった地域情報番組や、「富山競輪決勝展望」といったスポーツ関連番組を担当したほか、「KNBアナのおそばん」や「KNB Newsリアルタイム サンデー」といったニュース・報道系の番組にも出演。また、スポーツ実況者としても活動しており、特に全国高校サッカー選手権では実況席から熱戦を伝え、第94回大会（2016年）では準々決勝の実況を担当しました。その他、「ワンエフ」の「フラワーレター」コーナーも担当していました。

ラジオの世界でも、上野アナウンサーの声はリスナーに届けられてきました。「日本列島こんにちは」や「ご近所ラジオKNB!」といった番組を担当。午前中のワイド番組である「とれたてワイド朝生!」では月曜日から水曜日を担当し、早朝の番組「KNBモーニングすくらんぶる」では月曜日を担当。夕方の情報番組「でるラジ」では金曜日を担当するなど、KNBのラジオ番組でも欠かせない存在でした。もちろん、日常の「KNBニュース」も担当し、正確な情報伝達に努めています。

アナウンサー業務の枠を超えた活動も注目されます。2010年には映画「ごくせん THE MOVIE」に出演し、報道記者役を演じました。また、2021年には、第100回全国高校サッカー選手権を記念した書籍「伝えたい、この想い アナウンサーたちのロッカールーム」を、藤井貴彦氏（当時日本テレビ）や福岡竜馬氏（当時福岡放送）、岡崎和久氏（札幌テレビ放送）といった他局のアナウンサーたちとの共著として出版。スポーツ実況に携わるアナウンサーたちの視点や経験を共有する一冊となりました。さらに、2020年には富山県内の放送局が共同で実施した「みんなで乗り越えよう! 新型コロナウイルス対策共同キャンペーン」に参加し、NHK富山放送局の梶原典明氏、チューリップテレビの西美香氏、富山テレビ放送の吉村尚郎氏らと共に画面に登場し、地域の連携を呼びかけました。

富山県出身者として、地域の情報発信に深く関わり、テレビ・ラジオ双方で多岐にわたる番組に携わってきた上野透アナウンサー。ニュースから情報、スポーツ、さらには俳優業や執筆活動に至るまで、その活躍の幅は広く、今後も彼の動向が注目されます。

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