下坂美織

下坂美織

下坂美織（しもさか みおり、1987年7月7日 - ）は、日本棋院東京本院に所属する囲碁女流棋士。北海道帯広市出身。

経歴

囲碁好きの父親の影響で、小学校2年生から囲碁を始める。

1998年、帯広市立啓西小学校5年時に、少年少女囲碁大会全国大会小学生の部に出場し、5位入賞を果たす。
1999年、小学校6年生の時、全道女流囲碁選手権で優勝。最年少記録を達成。同年の少年少女囲碁大会小学生の部では、内田修平に勝利するも、2回戦で熊本秀生に敗れる。
2000年、帯広市立第五中学校1年時に、アミノアップ杯争奪全道アマ本因坊戦で優勝。少年少女囲碁大会中学生の部に出場するも、途中敗退。
2001年、中学校2年時に、全道女流囲碁選手権で再び優勝。少年少女囲碁大会全国大会中学生の部に出場するも、同じく途中敗退。全日本女流アマチュア囲碁選手権大会では、5回戦まで進出。
2002年、中学校3年時に、少年少女囲碁大会全国大会に出場するも、途中敗退。
2003年、函館白百合高校に進学。高校1年時に、全国高校囲碁選手権大会個人女子で優勝。全日本女流アマチュア囲碁選手権大会でも優勝を飾る。
2004年、全国高校囲碁選手権大会個人女子で2連覇を達成。しかし、女流棋士採用試験では予選敗退となる。
2005年、全国高校囲碁選手権大会個人女子で大会史上初の3連覇を目指すも、準優勝に終わる。この年も女流棋士採用試験は予選敗退。
2006年、早稲田大学教育学部に進学し、囲碁部に入部。全日本女子学生本因坊決定戦で準優勝。（優勝は王景怡（法政大学））。女流棋士採用試験では、本戦入りを果たすも、兆乾に及ばず5位。
2007年、全日本大学囲碁選手権で、早稲田大学を優勝に導く原動力となり、自身も全勝を果たす。全日本女流アマ囲碁選手権大会では、7位。全日本女子学生本因坊決定戦では、再び準優勝。女子学生本因坊が辞退したため出場した、全日本学生囲碁十傑戦で6位入賞。
2008年、全日本大学囲碁選手権はプレーオフで慶應義塾大学に敗れ出場を逃す。全日本女流アマ囲碁選手権大会では、準優勝。全日本女子学生本因坊決定戦では、3位。
2009年、女流棋士採用試験に1位で合格し、念願のプロ入りを果たす。北海道出身の女流棋士としては初の日本棋院所属となる。また、現高校囲碁選手権大会個人女子の部優勝者としても初の日本棋院所属プロ棋士となる（現高校囲碁選手権では関西棋院所属の井上綾子がいる）。第35期新人王戦本戦入り。
2010年、NHK杯の棋譜読み上げ係を務める。
2011年、第15期女流棋聖戦本戦入り。第6回若鯉戦（公式戦）本戦入り。
2012年、NHK杯の司会に就任。2014年度まで3年間司会を務める。第16期女流棋聖戦本戦入り（2期連続）。第38期新人王戦シード棋士として、本戦出場を果たす(3期ぶり)。
2015年、人工知能学会全国大会でコンピュータ囲碁の「Zen」に3子局のハンデを与え対局。中押し勝ちを収め、当時の棋士がコンピュータに対して優位性を示した。
2016年、大学時代の友人である一般人男性と入籍。

昇段・良績

2009年 初段
2011年 二段
2017年 三段

脚注

外部リンク

日本棋院の下坂美織紹介ページ
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