下松駅 (大阪府)

下松駅：阪和線の歴史を刻む駅

下松駅は、大阪府岸和田市に位置する西日本旅客鉄道（JR西日本）阪和線の駅です。駅番号はJR-R39。山口県下松市にある山陽本線の下松駅と区別するため、乗車券には「(阪)下松」と表記され、ICOCA利用履歴では「シモマツ」と片仮名で表示されます。

阪和線における下松駅の位置づけ

1984年4月1日、久米田駅と東岸和田駅間に新設されました。岸和田市の全額負担による請願駅として建設され、国鉄分割民営化後、JR西日本になってからも阪和線に新規開業した駅は下松駅以外存在しません。これは阪和線において、下松駅が特別な位置付けにあることを示しています。

開業から現在までの歴史

• - 1984年4月1日: 国鉄阪和線に開業
• - 1987年4月1日: 国鉄分割民営化によりJR西日本に移管
• - 1993年7月1日: 阪和線運行管理システム（初代）導入
• - 1998年6月4日: 自動改札機供用開始
• - 2003年11月1日: ICOCA利用開始
• - 2013年9月28日: 阪和線運行管理システム更新
• - 2016年7月28日: みどりの窓口営業終了、7月29日よりみどりの券売機プラス稼働開始
• - 2017年10月22日: 東岸和田駅の高架化に伴い、下松駅～東岸和田駅間の営業キロ変更（1.5km→1.4km）
• - 2018年3月17日: 駅ナンバリング導入
• - 2024年8月23日: みどりの券売機プラス撤去予定

駅の構造と設備

下松駅は、相対式ホーム2面2線の地上駅で、橋上駅舎を備えています。分岐器がない棒線駅ですが、踏切長時間鳴動対策として絶対信号機が設置されています。改札口は1ヶ所のみ。和泉府中駅が管理し、JR西日本交通サービスが駅業務を受託する業務委託駅です。ICOCAをはじめとする各種ICカードが利用可能です。上野芝駅と同じタイプの列車接近案内機が設置されているのも特徴です。ホーム有効長は140mです。

利用状況と周辺環境

2022年度の一日平均乗車人員は約3,582人です。駅周辺には、スーパーサンエー、大阪府道30号大阪和泉泉南線、大阪府立久米田高等学校、岸和田市立市民病院、オークワ、DCMダイキ、万代などの商業施設や教育機関、医療機関が立地しています。また、国道26号線や岸和田市立産業高等学校、岸和田下松郵便局も近隣にあります。

バス路線

東口の駅前ロータリーからは南海ウイングバスと岸和田市地域巡回ローズバスが発着しています。南海ウイングバスは、道の駅愛彩ランドや蜻蛉池公園、岸和田駅前に向かう路線が運行されています。岸和田市地域巡回ローズバスは、岸和田駅前を始発・終着とする循環バスです。北ループと南ループの2つのルートがあります。

隣の駅

まとめ

下松駅は、阪和線における歴史と、周辺地域住民の生活を支える重要な拠点となっています。今後も、地域社会の発展に貢献していくことが期待されます。

もう一度検索