下甑島分屯基地

下甑島分屯基地について

下甑島分屯基地（JASDF Shimo-Koshikijima Sub Base）は、鹿児島県薩摩川内市下甑町長浜に所在する航空自衛隊の基地です。この基地には、西部航空方面隊隷下の第9警戒隊が配置されており、航空自衛隊春日基地の分屯基地としての役割を担っています。基地司令は、第9警戒隊長が兼務しています。

配置部隊

西部航空方面隊
西部航空警戒管制団
第9警戒隊

沿革

下甑島分屯基地の歴史は、1953年（昭和28年）7月に米空軍がサイトを建設したことに始まります。その後、1955年（昭和30年）6月21日には、航空自衛隊西部訓練航空警戒隊第9043部隊が要員16名で下甑島長浜に展開しました。

1953年7月 - 米空軍サイト建設
1955年6月21日 - 航空自衛隊西部訓練航空警戒隊第9043部隊が展開
1958年5月30日 - 米空軍から航空自衛隊に移管
1961年7月15日 - 航空自衛隊西部航空警戒管制団第9警戒群及び下甑島分屯基地に改編
1993年5月31日 - 医務室開設
2003年3月27日 - 第9警戒隊へ改編
2009年3月31日 - 新型レーダーJ/FPS-5|J_FPS-5初号機を配備

1958年（昭和33年）5月30日には、米空軍から航空自衛隊に移管され、1961年（昭和36年）7月15日には、航空自衛隊西部航空警戒管制団第9警戒群及び下甑島分屯基地として改編されました。1993年（平成5年）5月31日には医務室が開設され、隊員の健康管理体制が強化されています。2003年（平成15年）3月27日には、第9警戒隊へと改編が行われ、2009年（平成20年）3月31日には、新型レーダーJ/FPS-5|J_FPS-5の初号機が配備され、防空能力が向上しました。

J/FPS-5|J_FPS-5について

J/FPS-5|J_FPS-5は、日本の防衛省が運用する固定式3次元レーダーで、能動電子走査アレイ（AESA）アンテナを使用しています。その独特な形状から「ガメラレーダー」の愛称で呼ばれることもあります。J/FPS-5|J_FPS-5は、早期警戒システム（JADGE）の中核として、日本全土をカバーするレーダー網を構成しており、領空侵犯の可能性のある航空機やミサイルなどを早期に発見し、対処するための重要な役割を担っています。

関連項目

航空自衛隊の基地一覧
レーダーサイト
甑島列島

外部リンク

航空自衛隊 西空エリア基地

下甑島分屯基地は、日本の防空体制において重要な役割を果たしており、隊員の皆様は日夜、領空の警戒監視に尽力されています。

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