下竪杉町

下竪杉町（しもたてすぎのちょう）は、かつて愛知県名古屋市東区に存在した地名です。

歴史

町名の由来

下竪杉町の町名は、もともとあった「竪杉ノ町」が上下に分割されたことに由来します。この分割によって、新たに「下竪杉町」という地名が誕生しました。

沿革

下竪杉町の歴史は、明治時代初期に遡ります。

1876年（明治9年）- 竪杉ノ町が上下に分割され、愛知郡下竪杉町として成立しました。これが、下竪杉町としての最初の記録です。
1878年（明治11年）12月20日 - 名古屋区が成立したことに伴い、下竪杉町は名古屋区の一部となりました。この時、行政区画の変更により、所属が愛知郡から名古屋区へと変わりました。
1878年（明治11年）12月28日 - 下竪杉町の一部が名古屋区杉ノ町に編入されました。これにより、下竪杉町の範囲が一部縮小しました。
1889年（明治22年）10月1日 - 名古屋市が成立したことに伴い、下竪杉町は名古屋市の一部となりました。この変更により、下竪杉町は名古屋市というより大きな行政区画に組み込まれることとなりました。
1908年（明治41年）4月1日 - 東区が成立したことに伴い、下竪杉町は東区の一部となりました。これにより、下竪杉町は名古屋市の中でも東区という特定の区に所属することになりました。
1976年（昭和51年）1月18日 - 下竪杉町は東区泉一丁目と東桜一丁目にそれぞれ編入され、地名としての歴史を終えました。この編入により、下竪杉町という地名は地図上から姿を消しました。

下竪杉町は、その成立から消滅まで、約100年の歴史を持ちます。明治時代の行政区画の変遷とともに、その所属を変えながら、名古屋の街の一部として存在しました。

脚注

注釈

出典

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年3月8日。ISBN 4-04-001230-5。
名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。

関連項目

* 名古屋市の地名

もう一度検索