「世界中の誰よりきっと」
『世界中の誰よりきっと』は、日本の
歌手中山美穂の25枚目の
シングルで、ロックバンド
WANDSとの
コラボレーションによって生まれた楽曲です。この
シングルは、
1992年10月28日に
キング[[レコード]]からリリースされ、その後の音楽シーンに大きな影響を与えました。
制作の背景
楽曲のメインボーカルは
中山美穂が担当し、コーラスは
WANDSの
上杉昇が担当しました。興味深いことに、同
シングルには「PART II」と呼ばれるバージョンも含まれています。こちらでは、上杉がメインボーカルとなり、中山がコーラスを務めています。また、「PART II」では曲調が
バラードにアレンジされ、多くのリスナーの心に残りました。コーラスのラインやアレンジには、
宇徳敬子と
大黒摩季が関わっており、制作の初期段階から彼らが協力していました。
中山美穂は、この曲作りにおいて初めて悔いなく納得できる作品ができたと語っています。初めは歌詞を提供されるだけのつもりだった
WANDSが、最終的にはコーラスとして参加することになった経緯を上杉は話しています。
リリースとプロモーション
『世界中の誰よりきっと』は、
1992年のNHK紅白歌合戦にも登場しており、その時
WANDSも参加しました。独特なパフォーマンスで多くの注目を集め、楽曲は発売20日間で100万枚を超える売上を記録し、最終的には200万枚以上の累計売上を達成しました。また、
オリコンの年間
シングルチャートで
1992年度には37位、
1993年度も10位にランクインするなど、記録的なヒット作となりました。
チャート記録と受賞歴
この
シングルは、
オリコン週間
シングルチャートで初登場2位を記録し、8週目には1位を獲得。その後、
1992年末から
1993年初頭にかけて、実に4週連続で首位を維持しました。また、第7回
ゴールドディスク大賞のベスト5・
シングル賞や
JASRAC賞金賞を受賞し、
作詞を担当した中山と上杉は日本作詩家協会賞も手にしました。国内での成功だけでなく、
中山美穂の作品の中でも特に注目される地位を確立しました。
再リリースと現代への影響
2023年
11月3日には7インチ
レコードとして再リリースされ、さらに
オリコン週間
シングルチャートにも名を連ねました。30年以上の時を経て、再びチャートインすることになったのは驚くべきことで、2023年11月13日付で28位を記録しました。これは、
1993年以来のこととなります。
バージョンとカバー
この楽曲は幾つかのバージョンが存在し、アコースティック調のアレンジや、さまざまなアーティストによるカバーも行われています。
織田哲郎や
稲垣潤一、そのほか国内外のアーティストによるカバーがリリースされており、現在でも多くのリスナーに愛されています。
最後に
『世界中の誰よりきっと』は、リリースから30年以上経った今でも日本の音楽シーンにおいて重要な地位を占めており、そのメロディや歌詞は多くの人々の心に響き続けています。
中山美穂と
WANDSの
コラボレーションが生んだこの名曲は、今後も語り継がれていくことでしょう。