世界俳句協会

世界俳句協会 (The World Haiku Association)



世界俳句協会(WHA)は、国際的な俳句団体として、多言語による俳句活動の推進を主要な目的としています。2000年9月にスロベニアのトルミンで創立大会が開かれ、同年12月に正式に発足しました。当初の事務所はアメリカのバージニア州に置かれていましたが、現在は埼玉県富士見市にあります。

組織と活動



会員


会員数は約30か国、約200名で構成されています。組織は、ディレクター、顧問、名誉会員、役員などで構成されています。

財政


協会の運営は、会員の年会費と世界俳句協会基金によって支えられています。

創立者


ジム・ケイシャン(アメリカ)、夏石番矢(日本)、ディミタール・アナキエフ(スロベニア)が創立者として名を連ねています。

役員


  • - ディレクター:夏石番矢(日本)
  • - 会計:鎌倉佐弓(日本)
  • - ホームページ・ディレクター:清水国治(日本)
  • - 翻訳スタッフ:石倉秀樹(日本)、富川力道(内モンゴル・日本)など

顧問


金子兜太(日本、故人)、カジミーロ・ド・ブリトー(ポルトガル)、清水国治(日本)、カイ・ファルクマン(スウェーデン、故人)などが顧問を務めています。

名誉会員


ロン・リデル(ニュージーランド)、ジム・ケイシャン(アメリカ)、オルランド・ゴンザレス・エステヴァ(キューバ)など、世界各国の俳人が名誉会員として名を連ねています。

事務所


事務所は、埼玉県富士見市鶴瀬西に所在しています。

沿革



世界俳句協会大会


隔年で世界大会を開催しており、これまでに以下の都市で開催されました。


世界俳句協会日本総会


毎年4月29日に日本総会を開催しており、第1回は2005年に東京都新宿で開催されました。以降、東京の各地で継続的に開催されています。

その他の活動


  • - 2004年:公式ホームページで月例俳画コンテストを開始
  • - 2005年:日欧現代詩フェスティバルin東京を後援
  • - 2006年:無限責任中間法人となる
  • - 2009年:NPO法人となる
  • - 2010年:世界俳句フェスティバルペーチ2010(ハンガリー)を支援
  • - 2012年:第1回世界俳句セミナー開催
  • - 2015年:モンゴル俳句協会創立大会に協力

出版物



協会は、機関誌『世界俳句』を定期的に発行しており、その他にも句集やアンソロジーを出版しています。主な出版物には以下のようなものがあります。

  • - 『世界俳句』各号(2005年から2019年まで)
  • - 『鶴 俳句108』(斯琴朝克図句集)
  • - 『世界俳句協会アンソロジー2011』

参考文献



協会の活動や世界俳句に関する参考文献として、以下のものがあります。

  • - 夏石番矢「世界俳句の道のり」(『日曜日の随想2008』)
  • - 夏石番矢・鎌倉佐弓『俳句縦横無尽』
  • - 「現代俳句のフロンティア「世界俳句協会」」(「俳句界」第191号)
  • - 乾昌幸「世界俳句協会活動と多言語出版など」(『図書の譜 明治大学図書館紀要 第18号』)
  • - 夏石番矢「世界俳句」(「産経新聞」大阪本社版)

外部リンク



  • - 世界俳句協会公式ホームページ'>Non-profit Organization World Haiku Association

関連項目



  • - 俳句団体
- 現代俳句協会
- 日本伝統俳句協会
- 俳人協会
- 国際俳句交流協会

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