世界総極真

世界総極真（World So-Kyokushin）

概要

世界総極真は、日本のフルコンタクト空手を実践する団体で、極真会派の中でも主要な存在となっています。その名称は「一般社団法人 国際空手道連盟 極真会館 世界総極真」と称され、極真空手の創始者である大山倍達が築いた教えを正しく継承し、広めていくことを目的としています。

設立の背景

この団体は、2012年11月に全日本極真連合会を脱会した長谷川一幸と大石代悟によって設立されました。長谷川が団体の代表を、そして大石が副代表を務めています。彼らは、極真空手の精神や技術を新たな形で発展させるために活動を始めました。

主な活動とイベント

2016年10月には、静岡市のグランシップ静岡で「第1回 総極真 世界空手道選手権大会」が開催され、初めての国際大会として多くの参加者が集まりました。この大会は、世界中の空手愛好者にとって重要な交流の場となり、世界総極真の存在感を示す機会となりました。

同年11月24日、東京地方裁判所では、極真会館における商標使用に関する争いにおいて、世界総極真が勝訴しました。この勝利により、団体は名実ともにその権利を認められることとなり、活動が一層活発化しました。

しかし、2019年2月に長谷川一幸は自身の意見を重視し、世界総極真を退会し、新たに「国際空手道連盟 極真会館 世界全極真」を設立しました。

役員と師範

現在の代表は大石代悟（範士）であり、さまざまな地域から師範たちが活動しています。主な師範には、海野孝（静岡県）、奥田勝巳（千葉県）、田原幸彦（静岡県）、門馬智幸（福島県）、高橋幸男（北海道）、釘嶋秀三（神奈川県）、西岡成則（兵庫県）などが名を連ねています。彼らはそれぞれの地域で、極真空手の普及に尽力しています。

主要な大会

世界総極真は全国規模で「全日本大会」や地域ごとの大会、さらには定期的な交流大会も開催しています。これらのイベントは、極真空手の技術を磨く機会となり、空手道の仲間との親睦を深める大切な場でもあります。特に「総極真世界空手道選手権大会」は、団体の顔とも言える重要な大会であり、国際的な交流を促進させる役割を担っています。

結論

世界総極真は、極真空手が持つ精神や技術を次世代へと受け継ぎつつ、国際的な活動を展開しています。空手を愛する多くの人々にとって、魅力的な団体であり続けることでしょう。これからのさらなる発展が期待されます。

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