世界選手権自転車競技大会トラックレース1980

1980年、世界選手権自転車競技大会トラックレースがフランスのブザンソンで開催され、数々のドラマが生まれました。特に注目されたのは、男子プロ・スプリントにおける中野浩一選手の活躍です。中野選手は、この大会で同種目における史上5人目となる4連覇を達成し、その名を世界に轟かせました。

また、この大会から男子プロ・ケイリンが正式種目として採用されたことも特筆すべき点です。初代王者には、オーストラリアのダニー・クラーク選手が輝き、新たな歴史の幕開けを飾りました。

以下に、主な競技結果の詳細を記します。

男子プロ・スプリント

中野浩一選手が圧倒的な強さを見せつけ、4連覇を達成したプロ・スプリント。準決勝、決勝の結果は以下の通りです。

準決勝

中野浩一 2-0 ダニエル・モレロン
尾崎雅彦 2-0 ジョルダーノ・トリニー（イタリア）

決勝

中野浩一 2-0 尾崎雅彦

決勝では、中野浩一選手と尾崎雅彦選手による日本人対決が実現し、中野選手が勝利を収めました。

男子プロ・ケイリン

この大会から正式種目となった男子プロ・ケイリン。初代王者に輝いたダニー・クラーク選手の走りは、多くの観客を魅了しました。

その他の種目

今大会では、プロ・アマ問わず、様々な種目で熱戦が繰り広げられました。

アマ・タンデムスプリント
プロ・ポイントレース
アマ・ポイントレース
プロ・5km個人追い抜き
プロ・ドミフォン
アマ・ドミフォン

女子

女子の種目では、スプリントと3km個人追い抜きが行われました。

スプリント
3km個人追い抜き



これらの結果は、世界選手権自転車競技大会トラックレースの歴史に新たな1ページを刻み込みました。中野浩一選手の4連覇、男子プロ・ケイリンの正式種目化など、記憶に残る出来事が満載の大会となりました。


外部リンク

Bike Cult Book Track Racing Champions（英語）
* Memoire du Cyclisme（フランス語）

もう一度検索