中丸啓

中丸 啓

中丸啓（なかまるひろむ、1963年11月17日生）は、日本の政治家であり、元衆議院議員です。彼は、政治活動や考え方を発信するために著書でも中丸ひろむという表記を用いています。

経歴

広島県大竹市に生まれた中丸は、広島市立五日市観音小学校と五日市中学校を卒業後、広島県立廿日市高等学校に進学しました。高校卒業後はメディア夢工房（テレビ新広島グループ）などでの勤務を通じてメディアに関する経験を積みました。

その後、2011年に政治の道に進むことを決意し、たちあがれ日本に入党しました。2012年には日本維新の会から広島3区の衆議院議員総選挙に立候補しましたが、自由民主党の河井克行に大きな差で敗北しました。しかし、比例中国ブロックで復活し、初当選を果たすこととなりました。この選挙以降、衆議院の安全保障委員会理事や党広報委員会副委員長、広島県総支部代表など多様な役職を歴任しました。

2014年6月には日本維新の会の分党に伴い、山田宏を座長とする新党準備会に参加し、8月には次世代の党結党に加わりました。この際には総務会長代理兼選対副委員長としての役目を担いました。しかし、同年の第47回衆議院議員総選挙では急遽国替えをし、広島4区から出馬するも落選してしまいます。

2016年には、第24回参議院議員通常選挙にも立候補しましたが、やはり落選の経験を重ねました。2017年には広島4区からの出馬を見送ると同時に、日本のこころを離党したことを発表しました。その後は杉田水脈を支援し、公設第一秘書として彼女のもとで活動しましたが、2019年に事務所を退所し、翌月からは参議院議員和田政宗の事務所で政策担当秘書としての職に就きました。

2020年には、河井克行が自民党を離党した後、その後任候補選に自己の応募意向を示しましたが、残念ながら二次選考で落選しました。

政策・主張

中丸は多くの政治的立場を持ち、憲法9条の改正や集団的自衛権の行使には賛成の姿勢を示しています。また、小中学校での「道徳」の授業の導入やカジノの解禁も支持しています。首相の靖国神社参拝についても問題ないとし、村山談話や河野談話の見直しが必要だと主張しています。

特定秘密保護法を必要と考え、一方で負担増が耐えられないとして年金の給付水準が下がることにはやむを得ないとしています。さらには、ヘイトスピーチの法律による規制には反対の立場を取り、日本の核武装については今後の国際情勢の変化次第で検討すべきとしています。

原子力規制委員会の新基準を満たす原発は再開すべきと主張し、女性宮家の創設や選択的夫婦別姓制度の導入には反対しています。

所属団体・議員連盟

中丸は、日本の政策に関与するいくつかの団体や議員連盟にも所属しています。特に、靖国神社参拝を行う国会議員の会や朝日新聞問題を糺す国会議員の会に参加しています。

著書

著作物としては、2014年に発刊された『次世代の大和魂たちへ―心の中に日の丸を』や、共著の『国士鼎談』があり、政治哲学や理念を読み解く手助けとなっています。

外部リンク

中丸啓オフィシャルブログ - Ameba Blog
中丸啓 (@maruchan777jp) - X（旧Twitter）
* 中丸啓 (nakamaru.hiromu) - Facebook

中丸啓の活動は、国内の政治をより良くするための一環として続けられています。彼の考えや活動は、今後も広く注目されることでしょう。

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