杉田水脈

杉田水脈のプロフィール

基本情報

杉田水脈（すぎた みお）は1967年4月22日生まれの日本の政治家で、自由民主党（自民党）に所属しています。彼女は現役の衆議院議員として3期目を務めており、「新しい歴史教科書をつくる会」の理事でもあります。旧姓は吉岡で、政治家としての活動の前は市役所に勤務していました。彼女の名は父親が万葉集から名付けたものとされています。

学歴と初期キャリア

兵庫県神戸市に育ち、親和中学校から親和女子高等学校を経て、1990年に鳥取大学農学部林学科を卒業しました。卒業後、積水ハウスに入社し、その後西宮市役所で働くことになります。この時期、彼女は結婚し、娘を出産しました。

政治の道へ

2010年に西宮市役所を退職し、同年に「みんなの党」の兵庫6区支部長に就任します。彼女が政治家を志すきっかけとなったのは土井たか子の演説に感銘を受けたことだと語られています。杉田は2012年に大阪維新の会に参加し、日本維新の会が設立されると同時に、自民党・民主党からの離党者とともに国会議員としての活動を始めました。

日本維新の会から自由民主党へ

2012年12月の衆院選では、日本維新の会公認で立候補。小選挙区では敗れましたが、比例で復活当選を果たします。2014年の分党後は次世代の党に参加し、国会対策副委員長や女性局長を務めましたが、2014年12月の選挙では期待通りの結果を出せませんでした。

落選後は著作活動や講演活動を行い、国際連合の女子差別撤廃委員会でのスピーチなども経験しました。2017年の衆議院選では自由民主党から立候補し、比例中国ブロックで当選を果たし、その後総務大臣政務官にも就任しています。

政治的スタンスと論争

杉田は保育所やLGBTの問題について非常に独自の見解を持ち、時には物議を醸す発言をしています。彼女は保育事業について「家庭での子育てが原則であり、入所できない場合のみ支援が必要」と主張し、ゼロ歳児の社会性には懐疑的です。また、選択的夫婦別姓導入に対して反対の立場を取っています。

杉田は発言の中で、「女性差別は存在しない」とし、各種の男女平等政策に否定的な見解を示しています。この立場により、彼女は時折差別的な発言をするとされ批判の対象となりますが、自らの信念に基づいて行動しています。

また、杉田は慰安婦問題において「強制連行は無かった」という立場をとり、国際的な場でも発言しています。例えば、海外メディアからの取材に対し、彼女の意見は日本の立場を反映したものであると繰り返し述べています。

最近の活動と評価

2022年には総務大臣政務官に任命されましたが、その後の言動が問題視されています。特に、SNSでの発言や他国の敏感な問題に対する彼女の姿勢は、しばしば批判されることがあります。彼女の発言には賛否が分かれることが多く、一部の支持者からは強い支持を受けている一方で、反対者からは厳しい非難を浴びることも珍しくありません。

杉田水脈はその独自の立場から多くの議論を巻き起こしながら、日本の政治の中でその存在を確立させています。彼女の今後の動向にも注目が集まります。

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