中南民族大学

中南民族大学の概要

中南民族大学（ちゅうなんみんぞくだいがく）は、中華人民共和国の武漢市洪山区に位置し、国家民族事務委員会の直轄にある総合大学です。少数民族教育の拠点としての役割を担い、中国全土の56民族を代表する学生が集まっています。ここでは、全日制の学部学生の約65%が少数民族に属しており、多様な背景を持つ人材の育成が行われています。これまでに10万名以上の優秀な民族人材を社会に送り出してきた実績があります。

沿革

中南民族大学の歴史は1951年にさかのぼり、当初は武漢で中央民族学院（後に中央民族大学）の中南分院として設立されました。この時の初代学長には孟夫唐が就任しました。その後、1952年には学校名が中南民族学院に変更され、1958年には中央民族学院武漢分院と改称されました。学校は1971年の文化大革命の影響で一時的に停校となりますが、1981年に再開され、その際に現在の住所へ移転しました。2002年には今の名称である中南民族大学に改称され、現在の学長は李金林教授です。

基礎データ

中南民族大学は多様な学問分野にわたる20の学部を持ち、科学、技術工学、農業、医学、文学、歴史、哲学、法律、経済学、教育学、経営学などに関するプログラムを提供しています。特に、7つの学科は博士学位を授与する権利を有し、121の学科では修士学位を授与しています。また、1つの博士課程には流動ステーションも設置されています。さらに、14の学科が省部重点学科に認定されています。

教員に関しては、2013年5月時点で1300人以上が在籍しており、そのうち教授および副（准）教授が618人を占めています。肩書は多様で、学問の質の確保に努めています。学校の総面積は約97万平方メートル、建築面積は73万平方メートルを誇り、在校生は約25,000人在籍しているとのことです。

関連大学

中国には他にも民族教育を専門とする大学がいくつか存在します。これに含まれるのは、中央民族大学（北京）、大連民族大学（大連）、西南民族大学（成都）、西北民族大学（蘭州）、北方民族大学（銀川）などです。

外部リンク

公式サイトでは、大学の詳細情報を日本語でも確認できます。

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