中原広

中原広について

中原広（なかはら ひろし）は、1958年7月24日生まれの日本の財務官僚です。第46代国税庁長官を務めたことで知られています。

生い立ちと学歴

東京都出身の中原広は、東京教育大学附属高等学校を経て、東京大学文科一類に入学しました。1981年には同大学法学部を卒業しています。大学時代は弁論部の部長を務めていました。

キャリア

東京大学法学部卒業後、中原は旧大蔵省に入省しました。初期には理財局資金第一課に配属され、その後、大臣官房調査企画課、郵政省通信政策局宇宙通信企画課などを経て、浜田税務署長に就任しました。その後も、銀行局や主計局で要職を歴任し、主計局では、総務課長補佐、主計企画官補佐、主計官補佐などを担当しました。

1995年には熊本県企画開発部長に転じ、地方行政にも携わりました。その後、理財局総務課たばこ塩事業室長、金融庁監督局総務課金融危機対応室長、金融庁総務企画局参事官などを経て、財務省理財局計画官を務めました。

2005年には大臣官房政策金融課長に就任し、内閣官房にも兼務する形で、行政改革関連の業務にも携わりました。その後、大臣官房総合政策課長、大臣官房文書課長、主計局次長（末席、次席、筆頭）と要職を歴任しました。

2013年には財務総合政策研究所長に就任し、2014年には理財局長に昇進しました。そして2015年7月7日、国税庁長官に就任しました。

退官後

2016年6月17日に国税庁長官を退官後、同年9月21日には株式会社エポック社の顧問に就任しました。さらに、10月1日には信金中央金庫の顧問となり、2017年には理事、専務理事を歴任しました。2017年6月28日には株式会社シグマクシスの取締役にも就任し、現在は民間企業で活躍しています。

関連事項

中原広のキャリアに関連する出来事として、森友学園問題が挙げられます。

まとめ

中原広は、財務官僚として長年にわたり日本の財政に貢献し、国税庁長官という要職も務めました。退官後は、民間企業でその経験と知識を活かし、幅広い分野で活躍しています。

もう一度検索