監督局

監督局について

監督局は、金融庁の内部部局の一つであり、民間金融機関等の監督を主な任務としています。この部局は、日本の金融システムの安定と健全性を維持するために重要な役割を担っています。

沿革

監督局の歴史は、1897年（明治30年）に大蔵省に設置された監督局にまで遡ります。当初は大蔵省の一部局でしたが、その後の金融行政の変遷とともに、組織の再編や名称変更が行われてきました。

1897年（明治30年）4月21日: 大蔵省監督局が設立されました。
1898年（明治31年）11月1日: 大蔵省監督局は廃止され、理財局に統合されました。
1998年（平成10年）6月22日: 金融監督庁の発足に伴い、監督部が設置されました。
2000年（平成12年）7月1日: 金融監督庁が金融庁に改組されたことに伴い、監督部は金融庁監督部となりました。
2001年（平成13年）1月6日: 中央省庁再編により、金融再生委員会が廃止され、金融庁が内閣府の外局となったことに伴い、監督部は監督局に昇格しました。
2007年（平成19年）10月1日: 郵政民営化により、郵便貯金法と簡易生命保険法が廃止されたため、それまで総務省郵政行政局が管掌していたゆうちょ銀行とかんぽ生命保険に対する業務の監督を開始しました。

このように、監督局は、時代の変化や金融制度の改革に合わせて、その組織や役割を変えてきました。

組織

監督局は、以下のような組織構成となっています。

審議官: 1名
参事官: 2名
資産運用参事官
郵便貯金・保険監督総括参事官
郵便保険監督参事官
総務課: 局内の総合調整、監督事務の指針策定に関する事務の総括などを行います。
銀行第一課: 銀行業を営む者などの監督を行います。
銀行第二課: 銀行業を営む者（一般社団法人全国地方銀行協会または一般社団法人第二地方銀行協会の会員など）の監督を行います。
地域金融生産性向上支援室: 地域金融機能の強化を通じて、企業の生産性向上を支援するための政策の企画・立案・推進を行います。
協同組織金融室: 信用金庫、信用金庫連合会、労働金庫、労働金庫連合会、信用協同組合などの監督を行います。
保険課: 保険業を行う者などの監督を行います。
証券課: 金融商品取引業者などの監督を行います。

これらの組織を通じて、監督局は金融機関の健全な運営を確保し、金融システムの安定に貢献しています。

監督局長

監督局の長は監督局長であり、局全体の業務を統括しています。

関連項目

大蔵省銀行局・証券局

外部リンク

金融庁

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