中央情報隊

中央情報隊について



中央情報隊（Military Intelligence Command：MIC）は、東京都練馬区の朝霞駐屯地に所在する陸上自衛隊の情報科部隊です。陸上総隊の直轄部隊として、作戦遂行に必要な様々な情報を一元的に管理・分析し、各部隊への情報支援を効率的に行うことを目的としています。

概要



中央情報隊は、2007年3月28日に、それまで別々に活動していた中央地理隊（地理情報担当）と中央資料隊（海外軍事文献の収集・翻訳担当）を統合して編成されました。この統合により、陸上自衛隊の作戦に必要な各種情報、例えば作戦情報、偵察情報、地理情報などを一元的に取り扱うことが可能となり、情報活用の効率化が図られています。

中央情報隊の主な役割は、「あらゆる情報を一元的かつ専門的に処理し、部隊の情報業務を支援する」ことです。従来、各連隊や中隊レベルで収集されていた情報は、必ずしも上級部隊と迅速かつ正確に共有されていませんでした。そこで、情報の一元管理と共有を可能にする新たな情報組織の必要性が高まり、中央情報隊が設立されることになりました。これにより、各部隊はより迅速かつ的確に情報に基づいた行動をとることが期待されています。

中央情報隊の隊長は、陸将補（二）が任命され、陸上総隊司令部の情報部長を兼任します。部隊のシンボルマークには、八咫烏が用いられています。

沿革



情報処理隊と現地情報隊が新編されました。
隊本部、本部付隊、情報処理隊、現地情報隊が朝霞駐屯地に移駐しました。

部隊編成



中央情報隊は以下の部隊で構成されています。



主要幹部



中央情報隊の隊長は陸将補（二）が務め、陸上総隊司令部情報部長を兼任します。


関連項目





まとめ



中央情報隊は、陸上自衛隊の作戦遂行における情報の中核を担う重要な部隊です。情報の一元化、迅速な共有、専門的な分析を通じて、部隊の活動を効果的に支援しています。

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