中山竜太朗

中山 竜太朗

（なかやま りゅうたろう、2002年10月8日生まれ）は、日本のラグビーユニオン選手で、ジャパンラグビーリーグワンに所属する三重ホンダヒートの一員です。主にロックのポジションを務め、セットプレーやブレイクダウンでチームに貢献する将来有望なプレーヤーとして注目されています。

若きキャリアの歩み

大阪府出身の中山選手は、早くからその才能を開花させてきました。

中学時代

中学3年生だった2017年には、吹田ラグビースクールに所属し、全国大会である第8回全国中学生ラグビーフットボール大会、通称「太陽生命カップ」に出場。チームの中心選手として奮闘し、見事3位入賞という素晴らしい成績を収めました。また、この年の第23回全国ジュニア・ラグビーフットボール大会には、地元大阪府のスクール選抜代表チームの一員として出場するなど、既に全国レベルでの経験を積んでいました。

高校時代

高校はラグビーの強豪校として名高い東海大学付属大阪仰星高等学校に進学。厳しい環境の中で選手として磨きをかけました。そして、最終学年となった高校3年生時には、全国高等学校ラグビーフットボール大会、通称「花園」への出場を果たしました。この栄えある舞台で、彼はロックとしてチームのスターターを務め、高いポテンシャルを発揮しました。

大学時代

高校卒業後は東海大学に進学し、歴史ある東海大学体育会ラグビーフットボール部に入部しました。大学ラグビーのレベルに適応しながら着実に成長を続け、2年次には関東大学春季大会や関東大学リーグ戦、そして大学ラグビーの最高峰である全国大学ラグビーフットボール選手権大会といった主要大会において、主にベンチメンバーとしてチームに貢献しました。そして、3年次を迎えると、その実力が認められ、ロックのレギュラーポジションを確立。以降はチームの中心選手として、多くの試合で先発出場を続け、チームを牽引しました。

プロの世界へ

大学での確かな実績と成長を評価され、中山選手はプロリーグへの道を選択します。

2025年2月1日、彼はジャパンラグビーリーグワンに所属する三重ホンダヒートへ、アーリーエントリー制度を活用して加入することが正式に発表されました。これは、卒業を待たずにプロチームの一員として活動を開始できる制度であり、彼に対するチームからの大きな期待の表れと言えるでしょう。そして、同年3月には東海大学を卒業し、本格的にプロフェッショナルラグビー選手のキャリアをスタートさせました。

今後の展望

中学、高校、大学と、各年代で全国レベルの舞台を経験し、特に大学では主力として活躍した中山選手。三重ホンダヒートという新たな環境で、プロ選手としてどのような成長を見せるのか、大いに注目が集まっています。ロックとして、セットプレーの安定感や、広いフィールドでの運動量、そして激しいコンタクトプレーなど、彼の持つ強みがプロリーグでどのように活かされるのか、今後の活躍から目が離せません。

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