中津町駅

中津町駅 (なかつまちえき)について

中津町駅は、かつて岐阜県中津川市に存在した北恵那鉄道北恵那鉄道線の駅（廃駅）です。中央本線の中津川駅の西、約300mに位置していました。この駅は、北恵那鉄道の中心的な役割を担っており、本社や車両基地、運転基地などが設けられ、広大な構内を有していました。駅名は当時の町名である恵那郡中津町に由来しますが、町名が「なかつちょう」と読まれるのに対し、駅名は「なかつまち」と発音されていました。

北恵那鉄道との連携

北恵那鉄道は日本国有鉄道（国鉄）と連帯運輸契約を結んでおり、中津町駅と中津川駅の間には約500mの貨物連絡線路が敷設されていました。この線路を通じて国鉄の貨車が北恵那鉄道線に乗り入れる運用が行われていましたが、旅客営業は行われず、旅客は徒歩（約5分程度）で乗り換える必要がありました。

歴史

1924年（大正13年）8月5日：北恵那鉄道線の開通に合わせて開業しました。
1942年（昭和17年）：北恵那鉄道の本社が名古屋市から当駅の駅舎2階に移転しました。
1957年（昭和32年）：構内に変電所が新設されました。
1963年（昭和38年）1月16日：木曽川橋梁の橋脚嵩上げ工事のため、当駅 - 恵那峡口間の運行が休止され、バスによる代行輸送が実施されました。同年4月1日に運行が再開しました。
1978年（昭和53年）9月18日：北恵那鉄道線とともに廃止されました。

駅施設

中津町駅は有人駅で、1面1線のホームを有していました。ホームは一つでしたが、多数の引込み線が存在していました。駅舎は木造2階建てで、2階には北恵那鉄道の本社がありました。

現在の状況

駅跡地は、かつて王子マテリアの駐車場や北恵那交通の駐車場、車両検査工場として利用されていましたが、現在は車両検査工場が閉鎖・解体され、名鉄協商が運営する有料駐車場になっています。

隣の駅

北恵那鉄道

北恵那鉄道線

中津町駅 - 恵那峡口駅

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
* 廃駅

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