中禅寺温泉駅

中禅寺温泉駅：奥日光観光の要

中禅寺温泉駅は、栃木県日光市中宮祠に位置する東武バス日光のバスターミナルです。この場所は単なるバスの発着点ではなく、待合室、トイレ、案内所が完備された、奥日光観光の重要な拠点としての役割を担っています。

アクセスとロケーション

中禅寺温泉街に位置し、日光市街からいろは坂を登りきった場所にあります。このロケーションは、観光客にとって非常に便利で、奥日光を巡る旅の出発点として最適です。

歴史

現在の施設は、1991年（平成3年）に栃木県立日光自然博物館の整備と同時に建設されました。1989年以前は、現在の日光自然博物館と広場の位置にバス乗り場と駅舎があり、現在のバス待機場は公共駐車場として利用されていました。この変遷からも、中禅寺温泉駅が地域の発展と共に進化してきたことがわかります。

主な路線

東武バス日光は、JR日光駅や東武日光駅から、中禅寺温泉駅、光徳入口、湯元温泉を結ぶ路線を運行しています。また、季節によっては立木観音（中禅寺）や半月山への路線も運行され、観光客の多様なニーズに応えています。関越交通も季節限定で乗り入れ、東武日光駅と湯元温泉、菅沼、丸沼高原ロープウェー、白根温泉、鎌田営業所を結ぶ路線を運行しています。

中禅寺温泉ロープウェイ（廃止）

かつては、中禅寺温泉駅から茶ノ木平駅を結ぶロープウェイが存在しました。1960年に東武興業によって開業され、高低差約315メートル、路線延長約1キロメートルを約6分で結んでいました。運行期間は3月上旬から11月下旬頃までで、特に紅葉シーズンには男体山を背景にした中禅寺湖の絶景が楽しめました。しかし、施設の老朽化により2003年3月31日をもって運行を終了し、現在は建物等が撤去されています。ロープウェイは廃止されましたが、茶ノ木平展望台までのハイキングコースは現在も残されており、自然を満喫できます。

周辺の見どころ

中禅寺温泉駅の周辺には、中禅寺湖や華厳滝といった有名な観光スポットがあります。これらの名所を巡る際の拠点として、中禅寺温泉駅は非常に便利です。

まとめ

中禅寺温泉駅は、奥日光観光に欠かせない存在です。バスターミナルとしての機能はもちろん、周辺の観光名所へのアクセス拠点として、多くの観光客に利用されています。かつて存在したロープウェイの歴史を振り返りながら、自然豊かな奥日光の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

もう一度検索