中芳養

中芳養（なかはや）について

中芳養は和歌山県田辺市に位置する町丁で、2020年3月末の時点での人口は1,868人です。郵便番号は646-0057です。このエリアの歴史を遡ると、かつては西牟婁郡中芳養村という村が存在していました。

地理

中芳養は田辺市の北西端にあり、芳養川の中流域に該当します。周囲には、南と東に芳養町、東に上芳養、北には日高郡みなべ町東本庄が隣接しています。また、西側にはみなべ町の晩稲、熊岡、埴田と接しています。このエリアは交通の便も良く、和歌山県道199号芳養清川線が南北に通っており、芳養川に沿った道が特徴です。さらに、北端部で和歌山県道200号中芳養南部線が分岐し、みなべ町方面へ向かいます。中部を横断する和歌山県道35号上富田南部線もあり、南西部には阪和自動車道が通過しています。

河川

中芳養には、以下の河川があります。

• - 芳養川
• - 小畔川

歴史

中芳養村は、幕末には小野村、林村、田尻村、西野々村、平野村として存在しました。これらの村の所領は、紀州藩の附家老であった安藤氏のもので、明治に入ると様々な変遷を経て田辺藩領となりました。明治4年には廃藩置県が実施され、田辺県に属することとなります。その後、和歌山県の管轄に移り、1879年には西牟婁郡に編入されました。この年、小野村、林村、田尻村、西野々村、平野村が合併し、中芳養村が誕生します。

1889年には町村制の施行がなされ、中芳養村は独立した自治体としての道を歩み始めました。その後、1956年には上芳養村や他のいくつかの村と合併し、牟婁町が設立され、最終的には1964年に田辺市に編入され、今の中芳養の形が出来上がりました。

交通

中芳養へのアクセスは非常に便利です。公共交通機関としては、龍神自動車のバスが運行されており、上芳養線が地域住民の移動手段となっています。主要な停留所には、紀南病院、紀伊田辺、芳養駅などがあります。さらに道路交通機関としては、阪和自動車道や和歌山県道35号、199号、200号が利用可能で、地域のアクセス性を向上させています。

施設

中芳養には様々な教育・生活関連施設が存在します。

• - 田辺市立中芳養中学校
• - 田辺市立中芳養小学校
• - 田辺市立中芳養幼稚園
• - 中芳養簡易郵便局（現在一時閉鎖中）
• - 中芳養団地

また、地域にはいくつかの寺院や神社も点在しています。

• - 瑞光寺
• - 泉養寺
• - 本願寺
• - 薬師寺
• - 八幡神社

まとめ

中芳養は、その歴史と自然が融合した魅力的な地域であり、住民にとって住みやすい環境を提供しています。公共交通や教育機関も整っており、今後の発展が期待される町丁です。

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