中華人民共和国全国運動会における囲碁競技

中華人民共和国全国運動会における囲碁競技

中華人民共和国全国運動会（以下、全運会）における囲碁競技は、2017年の第13回大会（天津）より非正式種目として導入されました。全運会は中国国内で最も重要なスポーツイベントの一つであり、囲碁が競技種目として加えられたことは、中国における囲碁の普及と地位向上を示すものと言えるでしょう。

競技内容

全運会の囲碁競技は、プロとアマチュアに分かれ、それぞれ男女個人戦と団体戦が実施されます。プロの競技では、国内トップ棋士たちが集い、ハイレベルな戦いが繰り広げられます。アマチュアの競技も、全国各地から選抜された強豪が集まり、熱戦が展開されます。

第13回大会（2017年・天津）

2017年7月3日から9日にかけて、天津市で開催された第13回全運会における囲碁競技の結果は以下の通りです。

プロ男子個人戦

16名の棋士が総当たりリーグ戦（各7局）を行い、順位を決定しました。

1位: 柯潔（雲南） - 7勝0敗
2位: 陳耀燁（北京） - 5勝2敗
3位: 楊鼎新（重慶） - 5勝2敗
4位: 唐韋星（江蘇） - 4勝3敗
5位: 陶欣然（陝西） - 4勝3敗
6位: 謝爾豪（遼寧） - 4勝3敗
7位: 李喆（湖北） - 4勝3敗
8位: 辜梓豪（江西） - 4勝3敗

プロ女子個人戦

16名の棋士が総当たりリーグ戦（各7局）を行い、順位を決定しました。

1位: 芮廼偉（上海） - 6勝1敗
2位: 於之瑩（江蘇） - 6勝1敗
3位: 曹又尹（北京） - 5勝2敗
4位: 陳一鳴（広東） - 4勝3敗
5位: 潘陽（浙江） - 4勝3敗
6位: 李赫（貴州） - 4勝3敗
7位: 魯佳（湖北） - 4勝3敗
8位: 蔡碧涵（広東） - 4勝3敗

アマチュア男子個人戦

トーナメント戦により1位から8位までを決定しました。

1位: 劉雲程（江蘇）
2位: 唐崇哲（広西）
3位: 趙炎（遼寧）
4位: 駱焯凡（福建）
5位: 胡煜清（上海）
6位: 于蘇豪（重慶）
7位: 張泰毓（甘粛）
8位: 王天一（陝西）

アマチュア女子個人戦

トーナメント戦により1位から8位までを決定しました。

1位: 方若曦（貴州）
2位: 王梓莘（江西）
3位: 張夢瑤（北京）
4位: 李雪萌（河北）
5位: 呉依銘（江蘇）
6位: 杜雪（四川）
7位: 黎念念（広西）
8位: 金曦潼（遼寧）

アマチュア団体戦

31チームが参加し、各チーム9局のリーグ戦を行いました。

1位: 江蘇（勝点16）
2位: 河北（勝点15）
* 3位: 上海（勝点13）

第14回大会（2021年・合肥）

2021年9月20日から26日にかけて、合肥市で開催されました。


全運動会における囲碁競技は、中国囲碁界のレベル向上と普及に大きく貢献しています。今後も継続的な開催が期待されます。

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