芮廼偉

芮廼偉（ルイ・ナイウェイ）：世界を制した最強女流棋士

芮廼偉（ルイ・ナイウェイ、Rui Naiwei、1963年12月28日 - ）は、中国上海出身の囲碁棋士です。中国囲棋協会に所属し、韓国棋院客員棋士も務める九段。

卓越した棋歴

芮廼偉は女流棋士として傑出した実績を誇ります。女流世界棋戦で8回の優勝を飾り、応昌期杯世界プロ囲碁選手権戦でもベスト4に進出するなど、その実力は世界トップレベル。

世界を席巻： 翠宝杯、宝海杯、興倉杯など数々の女流世界選手権を制覇。
一般棋戦でも活躍： 韓国の国手戦では、曺薫鉉を下して優勝。女流棋士として初の一般棋戦タイトル獲得という偉業を達成。

韓国囲碁界への貢献

1999年からは韓国棋院客員棋士として活動し、韓国の棋戦にも積極的に参加。彼女の存在は、韓国の女流棋士のレベルアップに大きく貢献しました。

棋風と人物

師は呉清源九段。夫は同じく囲碁棋士の江鋳久九段。芮廼偉の棋風は、その力強い戦闘力に特徴があります。

その他の棋歴

日中スーパー囲碁、正官庄杯世界女子囲碁最強戦、華頂茶業杯世界女流囲碁団体戦など、数々の国際団体戦でも活躍。
日中韓ペア碁名人選手権、陋陽杯混双戦など、ペア碁でもその実力を発揮。
中国国内棋戦でも、全国囲棋個人戦女子部で4連覇を達成するなど、数々のタイトルを獲得。
韓国棋戦では、プロ女流国手戦、女流名人戦など、数多くの女流棋戦で優勝。

著作活動

芮廼偉は、囲碁に関する著作も発表しています。江鋳久との共著である『世界の新定石partI』や『世界のミニ中国流研究』、そして自著『私はかく戦えり』などがあります。

まとめ

芮廼偉は、その圧倒的な実力と実績で、女流囲碁界を牽引してきた偉大な棋士です。国際舞台での活躍、韓国囲碁界への貢献、そして著作活動を通じて、囲碁界の発展に大きく貢献しています。今後も彼女の活躍から目が離せません。

主な棋歴
応昌期杯世界プロ囲碁選手権戦 ベスト4 (1992年)
三星火災杯世界オープン戦 ベスト8 (2000, 2001年)、ベスト16 (2014年)
LG杯世界棋王戦 ベスト8 (2001年)
翠宝杯世界女流囲碁選手権戦 優勝 (1993年)
宝海杯世界女子選手権戦 優勝 (1994, 1996, 1997年)
興倉杯世界女流囲碁選手権戦 優勝 (2000, 2001年)
東方航空杯世界女子プロ囲碁選手権戦 優勝 (2000年)
遠洋地産杯世界女子プロオープン戦 準優勝 (2008年)
* 穹窿山兵聖杯世界女子囲碁選手権 準優勝 (2012, 2014年)

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