中西部地方 (ブルキナファソ)

中西部地方の概要

中西部地方（フランス語：Centre-Ouest）は、ブルキナファソの中部に位置する地域です。2013年の時点でこの地方の人口は約142.8万人に達し、主要な都市はクドゥグです。

行政区画と地理

中西部地方は、北部地方、中央大地地方、中部地方、中南部地方、南部でガーナと、南西部に南西部地方、さらに西にブクル・デュ・ムウン地方と接しています。地理的に多様な環境を持ち、農業などの生業に適した土地も広がっています。

教育状況

この地域の教育環境は徐々に改善されています。2003年には15歳以上の識字率が23.0%でしたが、2008年には28.3%へと上昇しました。さらに、2011年には小学校が1002校、中学校が112校存在し、教育機関は地域住民の知識向上に貢献しています。

クドゥグ大学は、2010年度に約5400人が学び、地域の高等教育の中心地となっています。ただし、同年度における中学生の割合は13～19歳の層で10.1%と、全国平均の10.7%よりやや低い数値となっています。

言語

この地域における公用語はフランス語ですが、地方言語としてモシ語、リェレ語、ヌミ語なども広く使われています。これらの言語は地元の文化や日常生活で重要な役割を果たし、多様な言語環境が形成されています。

交通網

中西部地方への交通は、主に道路と鉄道に依存しています。ワガドゥグーとボボ・ディウラッソを結ぶ東西道路が通っており、地域間の移動を助けています。また、国内唯一の鉄道がこの地方を通過しており、カヤから始まり、ザンイアレ、ワガドゥグー、ビンゴ、クドゥグ、サラ、ボボ・ディウラッソ、ペニ、バンフォラ、ニアンゴロコを結ぶ路線が運行されています。

しかし、この地域には空港がないため、最寄りの空港は141km南東に位置するワガドゥグー空港となります。空路でのアクセスは少々不便ですが、陸路の発展が地域の交流を支えています。

結論

中西部地方は、教育の発展や交通網の整備が進んでいるものの、まだ課題も多く抱える地域です。しかし、豊かな文化や歴史、そして地域住民の努力によって、今後の発展が期待されます。

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