中谷正寛

中谷正寛（なかたに まさひろ）は、1943年9月25日生まれの日本の元陸上自衛官です。第28代陸上幕僚長を務めました。大阪府出身で、2015年時点では東京都在住です。

1966年3月に防衛大学校第10期を卒業し、陸上自衛隊に入隊しました。その後、1981年1月に2等陸佐、1985年7月に1等陸佐に昇任しています。1986年8月1日には第3師団司令部第3部長に就任し、1988年3月16日には第28普通科連隊長兼函館駐屯地司令に着任しました。

1991年3月16日には陸上幕僚監部防衛部防衛課長となり、同年7月1日には陸将補に昇任しています。1992年6月16日には東部方面総監部幕僚副長、1994年7月1日には北部方面総監部幕僚長兼札幌駐屯地司令を歴任しました。1996年7月1日には陸将に昇任し、第20代第4師団長に就任しました。

1998年7月1日には第22代中部方面総監に就任し、2001年1月11日には第28代陸上幕僚長に就任しました。陸上幕僚長在任中の2002年6月20日には、防衛庁リスト事件において指揮監督義務違反により注意処分を受けています。同年12月2日に退官しました。

退官後の2003年には小松製作所の顧問に就任しています。2015年4月29日には、長年の功績が認められ、瑞宝重光章を受章しました。

中谷正寛は、陸上自衛隊の要職を歴任し、日本の防衛に貢献した人物として知られています。そのキャリアは、自衛官としての模範を示し、後進の育成にも大きく寄与しました。また、退官後も企業顧問として活躍し、社会に貢献を続けています。

栄典

瑞宝重光章 - 2015年（平成27年）4月29日

出典

防衛年鑑2002（防衛年鑑刊行会）

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