串カツ田中

株式会社串カツ田中

株式会社串カツ田中は、大阪伝統の味である串カツを主力として、関東圏を中心に外食チェーン店を展開している企業です。

概要

2002年に創業し、2008年12月に東京都世田谷区に1号店をオープンしました。創業当初は、田中洋江副社長の亡き父、田中勇吉氏が残した秘伝のレシピを基にメニューを開発。串カツの本場である関西（岸和田）や沖縄（久茂地）にも進出し、店舗網を拡大しました。

「全国1000店体制」を目標としており、2016年7月末時点で大阪には2店舗でしたが、2022年現在では15店舗まで拡大しています。串カツ以外にも、肉吸いやちりとり鍋、かすうどんなどの大阪の郷土料理や、居酒屋メニューも豊富に提供しています。

沿革

1998年11月：貫啓二氏が個人事業として飲食業を創業
2002年3月：ケージーグラッシーズ有限会社設立
2006年12月：株式会社ノートに商号変更
2008年12月：串カツ田中1号店を東京都世田谷区にオープン
2014年2月：「外食アワード2013」受賞
2014年7月：串カツ田中関西圏1号店を大阪府岸和田市にオープン
2014年9月：串カツ田中東海地区1号店を愛知県金山にオープン、串カツ九州地区1号店を沖縄県久茂地にオープン
2015年1月：串カツ田中北海道1号店を北海道平岸にオープン
2015年8月：株式会社串カツ田中に商号変更
2016年9月：東証マザーズ市場へ上場
2018年6月：持株会社体制へ移行し、株式会社串カツ田中ホールディングスに商号変更。飲食事業は新設された株式会社串カツ田中へ継承
2019年6月：株式会社串カツ田中ホールディングスが東京証券取引所1部へ市場変更
2020年4月：新型コロナウイルス感染拡大の影響で、直営店舗全116店を一時休業
2020年4月：直営店の一部店舗で休業延長、一部店舗はテイクアウト・デリバリー・時短営業で再開
2020年7月：宮迫博之氏がクラウドファンディングでネーミングライツを獲得し、「串カツ宮迫」として期間限定営業
2021年1月：緊急事態宣言により対象地域の直営店を休業（一部店舗を除く）
2021年7月：個人宅用卓上フライヤーと冷凍具材のセットを通信販売開始
2021年11月：インフォマートとの合弁会社Restartzが、飲食店経営支援アプリV-Manageの提供開始を発表

役員

代表取締役社長：坂本壽男（日本酸素株式会社、新日本監査法人出身。2015年2月入社）
取締役副社長：大須賀伸博（2011年5月入社）
取締役会長：貫啓二（1998年トヨタ輸送入社。2017年12月株式会社串カツ田中分割準備会社（現株式会社串カツ田中）設立、代表取締役社長。2022年6月、株式会社串カツ田中取締役会長）
取締役：田中洋江（1993年4月、株式会社I&S(現株式会社I&S BBDO) 入社。2022年6月、株式会社串カツ田中取締役）

不祥事

盗撮映像流出

2018年12月、神奈川県横浜市内のフランチャイズ4店舗で、従業員の更衣室に設置された隠しカメラの映像が流出。ブログで「女性従業員が着替える映像を見た」という記述が確認され、発覚しました。

カメラ設置店舗：新横浜店、希望ヶ丘店、上大岡店、菊名店

面接時の盗撮未遂

2023年11月、愛知県豊橋市の豊橋店で、採用面接に来た未成年の女性に制服を着替えさせ、盗撮しようとした疑いで従業員が逮捕されました。従業員のスマートフォンには盗撮動画が複数残されており、余罪も捜査されています。串カツ田中は公式サイトで謝罪しました。

テレビ番組

日経スペシャル カンブリア宮殿「大阪B級グルメでファミリーに大人気 秘伝のレシピで一発逆転! 串カツ田中の経営戦略の全貌」（2018年7月26日、テレビ東京）

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