丸瀬布森林公園いこいの森

丸瀬布森林公園いこいの森：自然と歴史が息づく場所

丸瀬布森林公園いこいの森は、北海道紋別郡遠軽町に位置する森林公園です。かつて林業で栄えた丸瀬布の歴史を今に伝える施設として、多くの人々に親しまれています。公園内には、森林鉄道で使用されていた蒸気機関車「雨宮21号」が牽引するSL列車が運行されており、鉄道ファンや家族連れに人気のスポットとなっています。

公園の概要

丸瀬布森林公園いこいの森は、旧丸瀬布町が1970年代から1990年代にかけて整備した町営の森林公園です。園内は、かつての武利意森林鉄道の跡地を利用しており、森林鉄道時代の雰囲気を今に伝えています。公園内には、SL列車のほか、丸瀬布郷土資料館、丸瀬布温泉、オートキャンプ場などの施設があり、様々な楽しみ方ができます。

雨宮21号

「雨宮21号」は、北海道遺産、近代化産業遺産、準鉄道記念物に指定されている貴重な車両です。1928年に製造された蒸気機関車で、武利意森林鉄道の開通時から使用されていました。1976年に丸瀬布町に譲渡され、1980年から動態保存運転が行われています。

軌道

公園内には、軌間762mm、全長2kmの森林鉄道規格の軌道が敷設されています。この軌道は、武利意森林鉄道の路線跡を一部利用したもので、当時の雰囲気を味わうことができます。軌道では、「雨宮21号」やディーゼル機関車が牽引する列車に乗車できるほか、軌道自転車の乗車体験もできます。

郷土資料館

丸瀬布郷土資料館では、雨宮21号の歴史や開拓当時の生活の様子など、丸瀬布地域の歴史を紹介しています。資料館の外観は、丸太の輪切りをイメージしたデザインで、周囲の自然に調和しています。

いこいの森オートキャンプ場

武利川の清流沿いにあるオートキャンプ場は、自然を満喫できる空間です。フリーサイト、バンガロー、オートサイトがあり、様々なキャンプスタイルに対応できます。センターハウスには、コインランドリー、シャワー、コンロなどの設備が整っており、快適なキャンプを楽しめます。

隣接施設

公園に隣接する丸瀬布昆虫生態館と丸瀬布温泉「やまびこ」もおすすめです。

丸瀬布昆虫生態館

昆虫生態館では、丸瀬布に生息する昆虫を展示しています。また、温泉廃熱を利用した温室「チョウの広場」では、一年を通じてオオゴマダラなどのチョウを観察できます。昆虫好きにはたまらないスポットです。

丸瀬布温泉「やまびこ」

日帰り温泉施設「やまびこ」では、アルカリ性単純温泉を楽しむことができます。露天風呂やサウナも完備されており、ゆっくりとくつろげます。売店や食堂もあり、地元の特産品を味わうこともできます。

アクセス

• - オホーツク紋別空港から車で80分
• - JR丸瀬布駅から車で15分
• - 遠軽町営バス丸瀬布上武利線「いこいの森」停留所下車

まとめ

丸瀬布森林公園いこいの森は、自然と歴史が調和した魅力的な公園です。SL列車に乗ったり、キャンプを楽しんだり、温泉でリラックスしたりと、様々な過ごし方ができます。ぜひ一度、足を運んでみてください。

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