丹下博喜

丹下 博喜（たんげ ひろき）

愛媛県松山市出身の日本のミュージカル俳優。

人物と来歴

1977年3月22日に愛媛県松山市で生まれました。

学生時代、地元である愛媛県の高校ではサッカー部に所属し、スポーツに打ち込む一方で生徒会長を務めるなど、多様な活動に積極的に取り組んでいました。高校を卒業すると、大阪府へと活動の拠点を移し、大阪芸術大学の舞台芸術学科に進学。ここで舞台表現に関する専門的な知識と技術を修得しました。

大学を卒業後、1999年4月には日本の大手ミュージカル劇団である劇団四季の研究所に、第37期生として入所します。研究所での厳しい訓練を経て、2000年には劇団四季の代表的な作品の一つである『ライオンキング』のアンサンブルキャストとして念願の初舞台を踏みました。

私生活では、劇団四季の同僚であった木村仁美氏と結婚。しかし、木村氏は出産を機に劇団を退団しています。

幼少期に広島県尾道市に住んでいた時期があり、その頃の経験が深く影響し、熱心な広島東洋カープファンになったという一面も持っています。

劇団四季研究所の同期には、現在も劇団の主要なキャストとして活躍する俳優が多くいます。特に、有賀光一氏、大石眞由氏、玉城任氏、萩原隆匡氏らとは同期であり、それぞれの舞台で共演経験を重ねています。有賀氏とは『リトルマーメイド』、大石氏とは『コーラスライン』、玉城氏とは『ライオンキング』、萩原氏とは『キャッツ』といった、劇団四季の様々な人気作品で舞台を共にしています。

主な出演作品

劇団四季に所属して以来、丹下博喜氏は数多くの舞台に出演し、その存在感を示してきました。多様な役柄を演じ分けることができる俳優として、アンサンブルから主要な役まで幅広く担当しています。主な出演作品は以下の通りです。

舞台

ライオンキング: アンサンブル（11枠バード）
キャッツ: カーバケッティ役
はだかの王様: アロハ役
マンマミーア!: エディ役、ペッパー役、アンサンブル（7枠）など
ヴェニスの商人: ロレンゾー役
ウエストサイド物語: スノーボーイ役、グラッドハンド役、ジーター役など
エルコスの祈り: パルタ役
コーラスライン: ボビー役、ダン役、グレッグ役（2011年12月4日初出演）
青い鳥: 砂糖役（2012年10月2日初出演）
リトルマーメイド: スカットル役（2013年4月7日初出演）
美女と野獣: ルミエール役（2015年4月12日初出演）
魔法をすてたマジョリン: ニラミンコ役（2018年5月5日初出演）
バケモノの子: アンサンブル（3枠 ライオンのバケモノ、2022年7月20日初出演）、アンサンブル（5枠 青いバンダナの狼のバケモノ、2022年4月30日初出演）

ラジオ

まるまるかながわ（2015年2月9日放送）

長年にわたり劇団四季の舞台を支え、様々な役柄で観客を魅了してきた丹下博喜氏は、今後も日本のミュージカル界において重要な存在であり続けるでしょう。

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