丹羽長徳

丹羽長徳（にわ ながのり）

丹羽長徳は、明治6年（1873年）8月4日に生まれ、昭和22年（1947年）11月20日に没した、明治から大正期にかけての政治家であり、華族として子爵の地位にありました。元宇和島藩主である伊達宗徳の六男として生を受け、当初は伊達誠一と名乗っていました。

生涯

明治35年（1902年）9月、丹羽長徳は子爵であった丹羽長国の養子となり、長徳と名を改めます。明治37年（1904年）1月23日には、養父の死去に伴い、子爵の爵位を襲爵しました。

丹羽長徳は学習院を卒業後、農村経済に関する調査研究に力を注ぎました。大正元年（1911年）7月10日には、貴族院の子爵議員に選出され、研究会に所属して活動しました。貴族院議員としては、大正14年（1925年）7月9日まで2期にわたり在任しました。

親族

丹羽長徳の妻は、丹羽組子（くみこ）であり、丹羽長国の五女にあたります。長女は岩崎誠子（せいこ）で、岩崎清一郎の妻となりました。二女は武藤文子（ふみこ）で、武藤金太と結婚しました。長男は丹羽孝一（こういち）といい、1910年から1951年まで生きました。彼は17代目の当主であり、妻のヤスは前山久吉の娘です。孫には丹羽長聰（ながとし）がおり、18代目の当主として、東京二本松会の会長を務めています。

参考文献

人事興信所編『人事興信録 第14版 下』人事興信所、1943年。
『貴族院要覧（丙）』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
霞会館華族家系大成編輯委員会『平成新修旧華族家系大成 下巻』霞会館、1996年。
* 杉謙二編『華族畫報 下』吉川弘文館、2011年（華族画報社大正2年刊の複製）。

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