久保夏葵

久保 夏葵

久保 夏葵（くぼ なつき）氏は、1999年7月14日に岩手県で生まれた日本の元女子プロ野球選手です。主に投手としてプレーしました。

経歴

岩手県八幡平市に生まれ育った久保選手は、三人きょうだいの真ん中として学生時代を過ごしました。高知県立室戸高等学校で野球のスキルを磨き、卒業後の2018年に女子プロ野球リーグに所属するレイアに入団し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。

プロ野球時代

プロの世界に足を踏み入れた最初のシーズン、2018年は主に野手として公式戦の舞台に立ちました。この年、7打数に臨み、1安打を放ち、打率.143という記録を残しました。限られた打席数ではありましたが、プロのレベルでの打撃と守備を経験しました。

翌2019年、久保選手はチームを離れ、愛知ディオーネへと移籍しました。この移籍は彼女のキャリアにおける大きな転換点となり、それまでの野手から投手に専念する道を選びました。投手として迎えたこのシーズン、久保選手は11試合に登板しました。1勝2敗、1ホールドを記録し、防御率は4.60でした。本格的に投球に取り組んだ最初の年として、投手としての基礎を築き、プロの勝利投手となる経験も積みました。

しかし、同年11月1日には、所属チームである愛知ディオーネからの退団が正式に発表されました。

プロ退団後

女子プロ野球リーグを離れた後も、久保選手は硬式野球への情熱を持ち続けました。新たな環境での挑戦として、2020年2月4日にはクラブチームの兵庫ブルーサンダースに加入することが発表されました。プロとは異なるカテゴリーで自身の野球を追求しましたが、同年12月にはチームを退団することを公表しました。

その後、2021年4月には平成国際大学へと進学。同大学の女子硬式野球部に入部し、学生として学業に励みながら、大学野球の舞台でさらなる成長を目指しています。

主な記録

久保選手のプロ野球キャリアにおける主な記録は以下の通りです。（記録は2019年度シーズン終了時点）

初出場: 2018年6月16日、対愛知ディオーネ戦に、3回裏から左翼手として出場し、プロの公式戦に初登場しました。
初安打: 2018年8月5日、対埼玉アストライア戦の5回裏、泉由有樹投手から放った左越え二塁打が、プロでの記念すべき初安打となりました。
初登板: 2019年3月31日、対埼玉アストライア戦で、5回裏からチームの2番手としてマウンドに上がり、プロ初登板を果たしました。この登板では1回を無失点に抑えています。
初奪三振: 初登板と同日の2019年3月31日、対埼玉アストライア戦の5回裏に、田口真奈選手から空振り三振を奪い、プロ初奪三振を記録しました。
初勝利: 2019年4月13日、対埼玉アストライア戦で、プロ入り後初めて勝利投手となりました。

これらの記録は、野手としてプロ入りし、その後投手として成功を収めるまでの久保選手の道のりを示しています。

背番号

久保選手がプロ野球およびその後に使用した背番号は以下の通りです。

41: 2018年（レイア所属時）
13: 2019年（愛知ディオーネ所属時）
17: 2020年（兵庫ブルーサンダース所属時）

詳細情報

久保選手のプロ野球における年度別の投手成績および打撃成績については、2019年度シーズン終了時点までの詳細な記録が示されています。野手としての短い期間と、投手転向後の成績を確認することができます。

外部リンク

* 久保夏葵 (@77qsL2SDiV2wf87) - X（旧Twitter）

久保夏葵選手は、女子プロ野球リーグ、クラブチーム、そして大学野球と、様々なカテゴリーで硬式野球を続けている選手です。今後の活躍にも注目が集まります。

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