久保田武人

久保田武人：幅広いジャンルで活躍する実力派俳優

久保田武人（くぼた たけと）は、1986年8月29日生まれの東京都出身の俳優である。オフィス・モレに所属し、数々の舞台、テレビドラマ、映画、CMに出演するなど、幅広い活躍を見せている。

子役から培われた演技力と舞台への情熱

久保田武人は幼少期から子役として活動を始め、ミュージカルなどの舞台経験を積んできた。その経験は、彼の演技の基礎を築き、表現力の豊かさに繋がっている。2010年設立の劇団SNATCHに所属し、オクイシュージ演出の作品にも出演。さらに、野田秀樹のNODA・MAP作品『エッグ』（2012年、2015年）への出演も経験している。これらの舞台経験を通じて、高い演技力と表現力を磨いてきたことがうかがえる。

多彩な才能と幅広い活動

2013年、水野美紀主宰の演劇ユニットプロペラ犬の舞台『やわらかいパン』への出演がきっかけとなり、水野の所属事務所であるオフィス・モレに所属するようになった。2019年12月には劇団SNATCHを退団している。

彼の特技はジャズダンス、タップダンス、歌と多岐に渡る。特に、ミュージカル好きが高じて、一人でミュージカル『レ・ミゼラブル』全曲を歌い切るという特技「ひとりレ・ミゼラブル」は、彼の並々ならぬ情熱と才能を示している。小学校時代のニックネームは、アニメ『魔女の宅急便』の猫、ジジであったというエピソードも、彼の個性を感じさせる。

テレビドラマ、映画、CMなど多方面での活躍

久保田武人は、これまでに数多くのテレビドラマに出演している。代表的な作品としては、『少年被疑者』（2002年、テレビ朝日）、『家族ノカタチ』（2016年、TBS）、『FINAL CUT』（2018年、関西テレビ制作・フジテレビ）、『ウルトラマンタイガ』（2019年、テレビ東京）、『大河ドラマ 麒麟がくる』（2020年、NHK）、『超速パラヒーロー ガンディーン|超速パラヒーロー_ガンディーン』（2021年、NHK総合）、『義経のスマホ』（2022年、NHK）などがある。近年では、『となりのナースエイド』（2024年、日本テレビ）、『大河ドラマ 光る君へ』（2024年、NHK）、『特捜9 season7』（2024年、テレビ朝日）、『ウルトラマンアーク』（2024年、テレビ東京）などへの出演も果たしている。

映画にも多数出演しており、『闇金ドックス3』（2016年、AMGエンタテインメント）、『火花』（2017年、東宝）、『今夜、ロマンス劇場で』（2018年、ワーナー・ブラザース映画）などに出演している。

また、CM出演も行っており、武田コンシューマーヘルスケア株式会社 アリナミンゼロ7・アリナミンメディカルバランス、AIロボティクス株式会社「Brighte」などのCMに出演している。

豊富な舞台経験

劇団SNATCHでの活動以外にも、NODA・MAP、プロペラ犬など様々な劇団やユニットの舞台にも出演し、数多くの舞台作品に出演している。その経験は、彼の演技の幅を広げ、表現力をさらに豊かにしている。代表的な舞台作品としては、「THE FAMILY・絆」（2009年）、「エッグ」（2012年、2015年）、「やわらかいパン」（2013年）、「からくりサーカス」（2019年）、「水野美紀 × 矢島弘一 舞台『2つの「ヒ」キゲキ』（2021年）、「OFFICE SHIKA プロデュース「ダリとガラ」（2023年）、「Mandrake「竹盗物語」（2024年）、「NODA・MAP 第27回公演「正三角関係」（2024年）、「カムカムミニキーナ「鶴人」（2024年）などがある。

久保田武人は、子役時代からの経験、劇団での活動、そして様々な作品への出演を通じて、高い演技力と表現力を身につけ、俳優として多方面で活躍を続ける、まさに実力派俳優と言えるだろう。

もう一度検索