久屋駅

久屋駅は、かつて愛知県名古屋市中区の久屋町および南外堀町（現在の三の丸三丁目）に位置していた、名古屋鉄道瀬戸線の駅（廃駅）です。

駅概要

久屋駅は、瀬戸線の外堀区間にあり、現在の久屋橋のたもと付近に位置していました。栄町駅への乗り入れ区間は、この駅の跡地のほぼ地下を走っています。現在の名古屋市営地下鉄名城線および桜通線の久屋大通駅とは、どちらも久屋大通（駅が存在した当時の町名は久屋町）沿いに位置しているという共通点があるだけで、直接的な関係はありません。

サンチャインカーブ

久屋駅のすぐ東側には、外堀の南東隅の角に沿ってS字状の急カーブが存在していました。このカーブは、曲線半径が60mと非常に小さく、ヤード・ポンド法の3チェーン（1チェーンは約20m）に由来して「サンチャインカーブ」と呼ばれていました。

歴史

久屋駅は、1911年（明治44年）10月1日に瀬戸電気鉄道の駅として開業しました。1939年（昭和14年）には、久屋橋のガントレット（線路が互い違いに重なる構造）が解消されました。しかし、1941年（昭和16年）2月24日に廃止されました。

隣の駅

名古屋鉄道（名鉄）

瀬戸線

本町駅
大津町駅
（久屋駅）
（東大手駅）
* 土居下駅


久屋駅は、短い歴史の中で瀬戸線の重要な一部を担っていましたが、その役割は、時代の変化とともに終わりを迎えました。

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