九十九 百太郎(つくも ひゃくたろう)
九十九百太郎は、
1973年2月27日生まれの日本の
作曲家で、
長崎県出身です。彼は特にゲーム音楽の分野でその名を知られ、幅広い作品を手がけてきました。九十九は
長崎県に在住しており、その地元の企業であるテクノソフトのスタッフとしてキャリアをスタートさせました。
経歴
彼のキャリアの中で特に有名な作品として「サンダーフォースV」があります。このゲームは後に彼の代表作と見なされ、彼の音楽が高く評価されるきっかけとなりました。テクノソフトでの仕事を終えた後には、長崎繁と共同で雑音工房NOISEを設立し、東京での活動を開始しました。
その後、ノーブランドサウンズや、後継企業であるFactory Noise&AGを経て、株式会社マカロンボックスの取締役に就任しました。2007年には、同社からオリジナルアルバム『Claymore』をリリースし、
椎名治美や
葉月ゆらなどのアーティストがこのアルバムに参加しました。しかし、2010年にはマカロンボックスの公式サイトが閉鎖され、以降の動向は不明となっています。
同人活動とゲーム作品
九十九は主な活動を同人界に移行しましたが、それでもなおコンシューマーゲームの音楽制作にも携わっています。2013年にはドラキューが開発した「機装猟兵ガンハウンドEX」の作曲を担当し、また、2016年にはメサイヤがリリースした「重装機兵レイノス」のPS4リメイク版の音楽制作にも関与しました。
さらに、2018年には自身が作曲を担当した同人ゲームが業務用アーケード基板向けに移植され、「INFINOS EXA」としてリリースされることが決定しました。このように、彼の音楽は多様なメディアに展開されており、その影響力は広がり続けています。
また、九十九は同人サークル「Dangerous Mezashi Cat」のメンバーの一員でもあり、さまざまなプロジェクトに参加しています。
主な作品
九十九百太郎の音楽作品は、ゲーム音楽にとどまらず、数々のアレンジやサウンドトラックにまで及びます。代表的なものとしては、以下のようなゲームやアルバムがあります。
- ハイパーデュエル
-
熱血親子
- リヴァーシオン
- 鋼鉄霊域~スティールダム
- ネオリュード
- ブラストウィンド
- サンダーフォースV
- 組み立てバトル くっつけっと
-
行殺・新選組
-
サフィズムの舷窓
-
腐り姫〜euthanasia〜
- 機装猟兵ガンハウンドEX
- 重装機兵レイノス(PS4版)
- INFINOS外伝 -閃光の解放者-
- INFINOS EXA
- 『Claymore』 [Soundtrack]
九十九百太郎はその多彩な音楽キャリアを通じて、多くのファンに愛されている
作曲家です。彼の音楽は聴く人々を魅了し、今後の活動にも期待が寄せられています。