九条輔家

九条輔家（くじょう すけいえ）は、江戸時代中期に活躍した公卿で、九条家27代当主にあたります。父は内大臣を務めた九条道前であり、その血筋を受け継ぎました。号は瑠璃光院と称しました。

生涯

明和9年（1769年）に九条道前の子として誕生しました。公卿としてのキャリアは、安永5年（1776年）2月12日に従三位に叙せられたことから始まります。その後も順調に昇進を重ねましたが、天明5年（1785年）に薨去しました。

九条輔家の短い生涯ではありましたが、公卿として一定の地位を確立し、九条家の家格を維持することに貢献しました。

系譜

父：九条道前
母：徳川宗勝八女・恭姫（譲子）
妻：不詳
養子：九条輔嗣 - 二条治孝の次男

九条輔家の実子はいなかったため、二条治孝の次男である九条輔嗣を養子に迎えました。この養子縁組により、九条家の血筋は保たれることとなりました。九条輔嗣は、九条家の後継者として、その家名を背負っていくことになります。

九条輔家は、その短い生涯の中で、公卿としての役割を果たし、九条家の存続に貢献しました。彼の存在は、江戸時代の公家社会における九条家の地位を示すものであり、歴史に名を刻んでいます。

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