九条輔嗣

九条輔嗣（くじょう すけつぐ）は、江戸時代中期から後期にかけての公卿で、九条家28代当主として知られています。彼は左大臣・二条治孝の次男として生まれましたが、権大納言・九条輔家の養子となりました。

天明4年（1784年）に京で誕生した九条輔嗣は、寛政6年（1794年）5月20日に従三位に叙せられます。その後、文化2年4月1日（1805年4月29日）には左近衛大将に任じられました。しかし、文化4年（1807年）に薨去し、短い生涯を閉じました。


九条輔嗣の系譜は以下の通りです。

父：二条治孝（1754-1826）
母：徳川翰子 - 徳川宗翰の次女
養父：九条輔家（1769-1785）
妻：不詳
* 養子：九条尚忠（1798-1871） - 二条治孝の十一男

九条輔嗣は実子に恵まれなかったため、二条治孝の十一男である九条尚忠を養子に迎えました。九条尚忠は、後に九条家の家督を継承し、幕末の動乱期を生きました。

九条輔嗣は、その短い生涯の中で、公卿として一定の地位を確立しました。彼の存在は、九条家の歴史において重要な意味を持っています。

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