亀山努

亀山努（かめやま つとむ）のプロフィールと経歴

亀山努は、1969年7月2日、大阪府大阪市港区に生まれ、鹿児島県奄美大島で育った元プロ野球選手であり、現在はタレントとしても活動しています。右投左打の外野手として、阪神タイガースに入団し、特に「亀新フィーバー」と呼ばれる人気を博しました。愛称は親しみを込めて「亀ちゃん」。彼は双子の弟である俳優の亀山忍と共に、鹿屋中央高校調理科に通っていました。彼自身もプロ野球選手でなければ餃子の王将で働くつもりだったと告白しています。

経歴

現役時代

亀山は1987年にドラフト外で阪神タイガースに入団しました。当初は内野手（三塁手）として入団しましたが、1989年以降は外野手に転向し、同年に一軍に初出場しました。1990年にはウエスタン・リーグで首位打者と盗塁王を獲得し、1991年も連続で首位打者に輝きました。1992年には背番号を00に変更し、右翼手として定着。新庄剛志とのコンビで「亀新フィーバー」を巻き起こし、また、5月6日の読売ジャイアンツ戦ではサヨナラ打を放つ活躍を見せました。

「平成のスライディング王」として知られる彼は、果敢なヘッドスライディングで脚光を浴びる一方、1993年には右肩を脱臼しほとんどのシーズンを棒に振りました。その後1994年はレギュラーとして再起を果たし、自己最高となる9本塁打を記録。しかし1995年には壮絶な衝突により腰椎を骨折し、1996年は出場機会がなく、1997年に4試合出場後、戦力外通告を受けました。亀山は、近鉄バファローズのテストを受けましたが契約には至らず、28歳で現役を引退しました。

引退後

引退後、亀山は野球解説者として活動を開始し、またタレントとしても多岐にわたる仕事を行っています。1999年には少年野球チームを指導し、リトルリーグ・ワールドシリーズ制覇に導くなど、その後も多くの若手選手の指導に力を入れています。またプロ野球マスターズリーグにも参加し、阪神のOB戦でも活躍しています。

人物・エピソード

亀山は一卵性双生児として知られる亀山忍と共に過ごし、二人は調理師の資格を持っています。彼はタレント活動を始めた頃から名前を変更し、現在の「亀山つとむ」を名乗っています。現役時代は寝坊癖で知られ、12個の目覚まし時計を使っても遅刻が続いたという逸話があります。健康への意識が求められる中、慢性的な体重増加に苦しみ、一時期は135キロに達しますが、その後113キロを維持しています。

成績と受賞歴

亀山はウエスタン・リーグで首位打者及び盗塁王を獲得し、1992年には外野手部門のゴールデングラブ賞を受賞するなど、その実力が評価されています。初出場は1989年、初本塁打は1992年のことです。オールスターゲームに2度出場するなど、その人気と実力を兼ね備えた選手であったことが分かります。

おわりに

亀山努の存在は、プロ野球界における一流選手としての実績だけでなく、タレント活動や育成活動を通じて若い世代へ影響を与える重要な役割を果たしています。彼のこれからの活動にも期待が寄せられています。

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