亀田梨紗

亀田 梨紗

日本の女優、亀田 梨紗は、1988年8月7日に東京都で生まれました。日本大学芸術学部を卒業後、俳優としてのキャリアを本格的にスタートさせ、主に舞台を中心に、映画、テレビ、コマーシャル、ウェブコンテンツなど、多岐にわたる分野で表現活動を行っています。

大学在学中から精力的に舞台に出演しており、2006年にはNPO法人国連クラシックライヴ協会主催の「赤毛のアン」に参加し、東京国際フォーラムの舞台に立ちました。大学内の実習公演にも多数参加し、基礎を固めつつ経験を積んでいます。卒業前後の2009年には、劇団掘出者の「誰」や、江古田のガールズ、きゃべ。といった小劇場系のカンパニーの公演に参加。さらに、池袋あうるすぽっとを含む各地を巡演した「池袋わが町」にも出演するなど、活動の場を広げました。

卒業後も舞台出演は途切れることなく続き、バナナ学園純情乙女組、ぬいぐるみハンター、タマコロといった団体や、ベッド＆メイキングス「墓場、女子高生」（2012年）、劇団チョコレートケーキ「あの記憶の記録」（2013年）、岩松了プロデュース「宅悦とお岩」（2014年）、劇団競泳水着（2013年、2014年）など、多様な作風を持つカンパニーや注目のプロデュース公演に多数参加しています。また、スイッチ総研が銭湯やアンスティチュ・フランセといったユニークな場所で行う「スイッチ」シリーズにも複数回出演しており、既存の劇場空間にとどまらない活動も展開しています。2016年にはライブ・ファンタジー「FAIRY TAIL|FAIRY_TAIL」の上海公演に出演し、海外の観客の前でも演技を披露しました。

近年では、ノアノオモチャバコによるイプセンやチェーホフ、さんらんによる安部公房、寺山修司といった古典・近代戯曲を原案とする作品にも出演しており、文学性の高い作品世界にも挑んでいます。また、2018年には入江悠監督がプロデュースするメルマガ「僕らのモテるための映画聖典」の執筆陣にも名を連ねるなど、表現者として多様なアプローチを試みています。

映像分野では、映画、テレビドラマ、CM、ウェブムービーなど、幅広い媒体で活躍しています。映画では、行定勲監督の「つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語」（2013年）で編集者・里佳役、日韓合同制作の「ゲノムハザード ある天才科学者の5日間」（2014年）で優香役、吉田恵輔監督の「銀の匙 Silver Spoon」（2014年）で豊西美香役、入江悠監督の「ギャングース」（2018年）や「AI崩壊」（2020年）、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭で受賞した酒井善三監督の「カウンセラー」（2020年）で平峰智子役など、多数の作品に出演し、存在感を示しています。

テレビドラマでは、NHKの「大!天才てれびくん」や「さんすう刑事ゼロ」のほか、「私が恋愛できない理由」「ドクターズ」「鍵のかかった部屋」「ドS刑事」といった話題作や、「実写版 熱血硬派くにおくん」「サカジョ」など多様なジャンルの作品にゲスト出演。

CMやウェブ広告への出演も多く、ニンテンドー3DS、KDDI au、Expedia、Lion、microsoft、Renta!、エネオス、アデコなど、様々な企業の広告媒体に登場しています。ウェブでは、カシオやスキパー！、アデコなどのプロモーション映像やウェブドラマ、写真コンテンツ、インタビュー記事など、多角的なメディアで活動しています。

その他、書籍「読顔力」で表情モデルを務めたり、「Tokyo graffiti」に掲載されたりするなど、被写体としても活動。表現の場を限定せず、様々な作品世界でその才能を発揮する女優です。

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