二人の食卓 〜ありがとうのレシピ〜

二人の食卓 〜ありがとうのレシピ〜

『二人の食卓 〜ありがとうのレシピ〜』は、テレビ朝日系列で2007年10月から2012年3月まで放送された料理・トーク番組です。各界の著名人が、日頃お世話になっている身近な女性のために手料理を作るというコンセプトで、温かい感動と家庭料理のヒントをお届けしました。

番組概要

番組では、毎回、各界を代表する著名人男性が、妻や母親、友人など親しい女性のために手料理を披露しました。料理の腕前は必ずしも問わず、普段料理をしない男性が、辻調グループ校の講師による特訓を受け、愛情を込めて料理に挑戦する姿が魅力でした。

パナソニック（旧ナショナル）が単独提供しており、スタジオのキッチンや家電製品は全てパナソニック製品で統一されていました。調理の際には、IHクッキングヒーターの火力を具体的に示すなど、視聴者への配慮も光りました。

番組開始当初は、日頃の感謝を込めて男性が女性をもてなすというコンセプトが強く、ゲストも近親者同士（夫婦や親子）が中心でした。しかし、放送開始から半年ほどで企画変更が行われ、友人同士の出演や、男性ゲストが得意料理を披露する形式へと変化していきました。2011年5月には、三宅裕司と伊東四朗という男性同士の組み合わせも登場し、話題を呼びました。

2009年10月には放送100回を迎え、司会の八嶋智人とアシスタントの市川寛子が役割を交代する特別企画も実施されました。2010年6月には、第1回ゲストの梅宮辰夫が再び出演し、初の公開収録が行われました。

近親者同士が出演する回では、食事シーンの最後に八嶋と市川が席を外し、ゲスト2人きりで感謝の思いを伝え合う時間がありました。この演出は、番組初期の「料理を通じて『ありがとう』を伝える」というコンセプトを象徴するもので、視聴者の感動を誘いました。

2012年3月24日に惜しまれつつ放送終了し、後番組は『雑学家族』となりました。

出演者

司会：八嶋智人
アシスタント：市川寛子（当時テレビ朝日アナウンサー）
ナレーション：安元洋貴

主なスタッフ

協力：辻調グループ校
構成：武田浩、中野俊成、河合秀仁
ブレーン：菅原章
音楽：松谷卓
音楽制作：ワープアンドアソシエイツ
技術協力：テイクシステムズ、日放、共立照明、クリエイティヴ・コア、SPOT
コーディネーター：深沢事務所
ディレクター：野別英明、河内伸一、内堀知人、坂本克仁、近藤泰教
総合演出：鈴木コーイチ
プロデューサー：奥村彰浩（テレビ朝日）、菊地俊一、竹下やすし、山本芳宣
チーフプロデューサー：畔柳吉彦（テレビ朝日）
制作協力：ユーコム
制作著作：テレビ朝日

パナソニック DE クッキング

番組内では、パナソニック製品を紹介するミニコーナー「パナソニック DE クッキング」も放送されました。八嶋智人と辻調グループ校の講師が、パナソニック製品の魅力を分かりやすく解説しました。

二人の食卓 もう一品

BS朝日では、本放送終了後、辻調グループ校の講師が家庭向けの料理を紹介するミニ番組「二人の食卓 もう一品」も放送されました。この番組は、パナソニックの公式ページや動画サイトでも配信されていましたが、BS朝日での放送終了とともに、配信も終了しました。

書籍

番組で紹介されたレシピをまとめた書籍『ありがとうのレシピ』も発売されました。

『二人の食卓 〜ありがとうのレシピ〜』は、料理を通じて家族や友人との絆を深める、心温まる番組でした。

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