二人静 (オペラ)

『二人静 -海から来た少女-』は、日本の作曲家である細川俊夫が2017年に作曲した、1幕1場から構成されるオペラ作品です。原作は劇作家・平田オリザによる同名の能であり、オペラの台本（リブレット）は細川自身が手がけています。全曲の演奏時間はおよそ45分となっています。

作曲の背景

このオペラは、現代音楽アンサンブルであるアンサンブル・アンテルコンタンポランからの委嘱によって作曲されました。同団体からの依頼が、本作誕生のきっかけとなっています。

初演について

『二人静 -海から来た少女-』は、2017年12月1日にフランスのパリで世界初演を迎えました。初演の際には、現代音楽の分野で活躍する指揮者マティアス・ピンチャーが指揮を務め、アンサンブル・アンテルコンタンポランが演奏を担当しました。この初演は演奏会形式で行われ、英語で歌唱されました。

日本初演は、2021年8月22日に予定されています。世界初演と同じく、マティアス・ピンチャーの指揮、アンサンブル・アンテルコンポランの演奏による演奏会形式での上演が予定されています。

楽器編成

このオペラで使用される楽器編成は以下の通りです。

フルート（ピッコロ、バスフルート持ち替え）
オーボエ（イングリッシュホルン持ち替え）
クラリネット2（バスクラリネット持ち替え）
ファゴット（コントラファゴット持ち替え）
ホルン2
トランペット
トロンボーン
テューバ
パーカッション3
ピアノ（チェレスタ持ち替え）
ハープ
弦楽合奏

この編成から、多様な音色と表現力を持つ現代的なアンサンブル作品であることが伺えます。

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