五十嵐冷蔵

五十嵐冷蔵株式会社について

五十嵐冷蔵株式会社（いがらしれいぞう）は、京浜地区で冷凍倉庫を運営する倉庫会社であり、運送業、冷凍食品の販売、更にはシーフードレストランの経営など、多岐にわたる事業を展開しています。

事業内容

倉庫事業

五十嵐冷蔵は、東京の芝浦、平和島、大井埠頭、城南島等の他、神奈川県の川崎市東扇島や、埼玉県の上尾市、日高市などに冷凍倉庫を持っています。これらの拠点から、企業や個人の冷凍保存ニーズに応えるサービスを提供しています。

運送事業

同社の運送業は、低温輸送を中心としており、一般的な積み合せ輸送に加えて、サード・パーティー・ロジスティクス（3PL）サービスも行っています。このため、様々な顧客に対して柔軟な対応が可能です。

食品事業

子会社を通じて、五十嵐冷蔵は水産加工品や冷凍野菜の製造にも力を入れています。これらの製品は、外食産業、ホテル、スーパーマーケットなどに提供されており、安定した供給と高品質を誇ります。

外食事業

1988年には、つばめグリルとの合弁でシーフードレストラン「YumYum」を開店しました。このレストランは、2002年6月以降は五十嵐冷蔵の直営となり、上質な海の幸を提供する場として多くの人々に利用されています。

沿革

五十嵐冷蔵の歴史は1922年にさかのぼります。当初は初代社長である五十嵐與助によって「日米水産株式会社」として設立され、北洋におけるタラ漁業と同製品の卸売りを目的としました。この時期の主な漁場は北千島やカムチャツカ沿岸、ベーリング海であり、ここでの漁業を活発に行いました。

1927年には冷蔵倉庫業を兼業し、1941年に社名を「五十嵐水産株式会社」と変更しました。その後、漁業部門は帝国水産統制株式会社に統合され、冷蔵倉庫業に専念することとなります。1948年には現在の名称である「五十嵐冷蔵株式会社」に改めました。

1955年からは食品加工販売も再開し、タラなどの冷凍食品の加工と販売を手がけています。1988年にはレストラン「YumYum」を開店し、顧客に新たな食の楽しみを提供してきました。

まとめ

五十嵐冷蔵株式会社は、長い歴史の中で多様な事業を展開し、冷凍食品やシーフードの提供を通じて地域に貢献している企業です。今後も様々なニーズに応え続けることで、さらなる成長が期待されます。

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