井上夕雅

井上夕雅選手のプロフィールとキャリア

井上夕雅（いのうえ ゆうが）は、1999年7月4日生まれの日本のプロボクサーであり、兵庫県伊丹市出身です。彼は現在、真正ボクシングジムに所属し、これまでにいくつかの重要なタイトルを獲得してきました。特に第4代日本フライ級ユース王者として知られています。

デビューからの軌跡

井上選手は2016年、8月13日にプロボクサーとしてのデビューを果たします。この時の対戦相手に対して4回戦で判定勝ちを収め、順調なスタートを切りました。翌年の2017年には、西軍ミニマム級新人王となり、東軍の代表である赤羽根烈選手相手に4回戦を3-0の判定勝ちで制し、全日本新人王のタイトルを獲得しました。この成功は、彼のキャリアにおける大きなターニングポイントとなりました。

しかし、2018年11月10日、後楽園ホールにて石澤開選手との初代日本ミニマム級ユース王座決定戦では、6回戦でTKO負けを喫し、プロ初の黒星を経験します。この敗北は若い選手にとって貴重な教訓を与え、今後の成長に寄与することになりました。

移籍と新たな挑戦

2021年には、井上選手は真正ボクシングジムに移籍します。この新たな環境で彼はさらなる飛躍を目指し、同年11月20日には神戸サンボーホールで森青葉選手と対戦し、日本フライ級ユース王座決定戦で判定勝ちを収めました。この試合では、8回戦の末に76-76、77-75、79-73のスコアで勝利し、日本ユース王座を手にしました。これにより、彼のキャリアの中で新たなタイトルを加えることに成功しました。

大きな挑戦と返上

さらに彼は2022年9月3日、エディオンアリーナ大阪第二競技場で加納陸選手とのWBOアジアパシフィックフライ級王座決定戦に臨みましたが、12回の戦いの末に0-3の判定負けを喫し、WBO王座を獲得することはできませんでした。同年12月には、日本ユース王座を返上する決断を下しました。

タイトルマッチと今後の展望

2024年4月6日には後楽園ホールで日本フライ級王者の飯村樹輝弥選手とのタイトルマッチが行われましたが、9回1分28秒にてKO負けを喫し、再度タイトル奪取には失敗しました。これまでの戦績は、プロボクシングでの20試合中15勝4敗1分（3KO）というものです。

井上夕雅選手はこれまでの試合から多くの経験を積み、その成長過程はファンだけでなく、多くのボクシング関係者からも注目されています。今後の彼の活躍がさらなる期待を集めることでしょう。

もう一度検索