京王エージェンシー

株式会社京王エージェンシーについて

株式会社京王エージェンシーは、東京都新宿区に本社を構える、京王グループに属する総合広告代理店です。京王電鉄の完全子会社として、広告事業全般に加え、各種イベントの企画・立案など幅広い業務を展開しています。

概要

京王グループのハウスエージェンシーとしての役割を担う同社は、広告代理店でありながら、京王電鉄の交通広告管理・運営事業を受託しており、「媒体主」としての機能も併せ持っています。これは他の広告代理店にはあまり見られない特徴です。さらに、東京都から多摩モノレールの広告管理・運営事業、株式会社東京スタジアムからは味の素スタジアムの広告管理・運営事業も受託しており、その事業範囲は多岐に渡ります。

また、同社はスポーツ分野への関与も深く、JリーグのFC東京と東京ヴェルディの2つのクラブに出資しています。これは、地域社会への貢献とスポーツ振興への熱意の表れと言えるでしょう。さらに、京王電鉄の広告指定代理店であると同時に、小田急電鉄、都営地下鉄、多摩モノレールなど、複数の交通機関の広告指定代理店も務めています。

同社の企業スローガンは、「リアルコミュニケーション -生活者視点、それが私たちの発想原点-」であり、このスローガンが示すように、常に生活者の視点に立ち、真に効果的な広告コミュニケーションを目指しています。

主な事業としては、以下の3つがあります。

SP（セールスプロモーション）広告事業：一般的な広告戦略の立案・実行を行います。
SD（サイン＆スペースデザイン）事業：広告スペースのデザインや制作を行います。
交通広告事業：電車内や駅構内の広告媒体の取り扱いを行います。

沿革

株式会社京王エージェンシーの歴史は、1986年12月に京王観光株式会社から広告事業が分離・独立したことに始まります。その後、1990年4月には、同じ京王帝都電鉄グループ（当時）の会社であった京王物産株式会社と合併し、事業規模を拡大しました。

1992年6月にはフォトスタジオを開設し、広告制作体制を強化しました。本社事務所は、2005年2月に明治安田生命ビルへ、2011年5月には新宿NSビルへと移転しています。そして、2021年9月にはフォトスタジオを西新宿へ移転し、更なる事業の発展を目指しています。

このように、株式会社京王エージェンシーは、設立以来、着実に成長を続け、現在では京王グループを代表する広告代理店として、その存在感を増しています。

外部リンク

京王エージェンシー

もう一度検索